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「父の生きる」を読んで

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伊藤比呂美は詩人ですが、この方の詩は読んだことがないんです、正直いうと。。
しかしこの方の育児本はずいぶん読ませてもらいました。

「良いおっぱい悪いおっぱい」
「おなかほっぺおしり」
「おなかほっぺおしりそしてふともも」

あぁ~、このタイトル並べただけで、蘇るあの不器用な子育て時代。。(>_<)
この本たちのおかげで、どんだけ気持ちがラクになったことか。。。
この方の育児の極意は”がさつ ずぼら ぐうたら”なのです(笑)


そしてこのかたの著書を久しぶりに読ませてもらった。。

「父の生きる」

伊藤さん(と気安く呼ばせてもらう)とは同世代なのだ。

伊藤さんは離婚して再婚して、カルフォルニア在住ですが、熊本に一人住むお父さんの遠距離介護の様子を数年にわたり、記録したものを本にしたのだ。

日に3回ほど、お父さんに℡をする伊藤さん。
(時差があるので大変なのだ)
お父さんが電話口で語る言葉を書き留めるようにしたのだ。
それは、お父さんの人格がだんだん壊れていくのが、よくわかるのだ。。

アメリカ人の夫とも「親に対する気持ち」にかなり差があり、ケンカしながら、月に一度くらい、仕事を持って、熊本に出かけて行く伊藤さん。。
毎日が、家事・仕事・介護で疲労困憊だ。。

お父さんが亡くなったあとの伊藤さんの喪失感とか、虚無感がとても痛々しかった。。
あれだけやったのだから悔いがないと、思ったりせず、あくまでも最後までお父さんに寄り添えなかったことを悔いているのです。。


近い将来、必ず訪れる「介護する自分」。
「介護する自分」は想像できるけど、「親の存在を失う自分」の想像が出来ません。
もう、親の役目をとっくに降りてる両親だけど、「いる」というだけで、きっと救われているのだと思ったりして。。


嬉しいことに「父の生きる」の中に、伊藤さんのこどもの「カノコ、サラコ」も登場しているのだ!
あの育児本の中のこどもたち。。
カノコは妊娠中だったり、サラコは伊藤さんの代わりにお父さん(サラコにはおじいちゃん)の様子を見に行ったりと。。

そして、再婚した夫との間にできた「トメ」は今10代半ば。
その子の本が出てるという。。

「おなかほっぺおしりトメ」

今度図書館で借りてこようっと(#^^#)
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by ukico32744 | 2014-05-27 18:09 | ある日の読書
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