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おなかほっぺおしりトメ

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伊藤比呂美さんの育児本最終完結編は、実家へ帰ってた3日間で読んだのでした。。
老人相手の息抜き?に、育児本とはね!?(笑)
しっかし、これがまたサイコーにおもしろいのだ!
末っ子トメの無茶ぶりに、困惑しながらも面白がる伊藤さん。
時に母、時に詩人、時に傍観者のエッセンスを混ぜ込んだ、育児本っていうか、トメ本。
育児本の領域超えた面白さだ♪


トメは伊藤さんとアメリカ人の夫との間に生まれた、いわゆるハーフというやつですが、一歳4か月まで日本で暮らし、「わんわん」「まんま」「いや!」「あった」とかコトバがどんどん出始めるころに、アメリカへ移住したのでした。
たちまち日本語がぴたりと消え失われ、意味の分かんない音を口にし出すトメ。
トメの訳のわかんない音の羅列に、周囲は混乱するのですが、日本語や英語で話しかけてもトメは「トメ語」。はきはきとトメ語(笑)
しかし、伊藤さんが耳を澄ませて聞くと、それはレッキとした文法や音韻があるというのです。
「抑揚があり、言語文化のゆたかさが有り余っているようだ」と。。


伊藤さんはけっして日本語を忘れてほしくなかったから、夏休みの帰省の際には、日本の保育所に入れて、しっかり日本文化も身に沁みこませました。
一か月の間で、すっかり日本の子となり、またアメリカへ戻って日本語を忘れる。。の繰り返し。
伊藤さんに云わせると、
「日本語と英語がトメの中でくんずほぐれつ」と・・。
「I すべった 公園で」とか「わたし 食べるよ クッキーが」とか。。

「もあ ばたー」と言って、父(アメリカ人)に注意され「めい あい はぶ もあ ばたー ぷりーず」と言い直したり。。
父は逆に英語に厳しかったりするんです。


トメ4才にして、母(伊藤さん)は、トメの発音が良すぎて聞き取れなくなったりするんです。


両国の言葉と文化の吸収がハンパないトメは、いつか同時通訳とかやったらいいのではないかな?(笑)
と、何の関係のない、一読者のオバサンは期待しちゃいます。


姉カノコ、サラコも度々登場し、年の離れた三姉妹だけど、トメのキャラクターが年離れた感をなくしちゃって、姉たちが翻弄されるのもまた面白いです。


伊藤さんは、力を抜くとこは思いっきり抜いて、ここぞという時に踏んばったりして、トメを育ててる。
そして、楽しむことだ。トメがいて楽しい嬉しいが、そのままトメに注ぎ込まれている。
育児って、やっぱりそれが一番かも!?
と、とっくに成人した二人の子を遠い目で思い出すオバサン(あたし)なのでした。。(笑)
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by ukico32744 | 2014-06-11 17:18 | ある日の読書 | Trackback
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