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わたしのマトカ

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この本の装丁がとても好きだ。


役者片桐はいりの書いた「グアテマラの弟」を読み 引き続き「わたしのマトカ」を読む。
グアテマラに住んでる弟さんを訪ねた際と 映画「かもめ食堂」の撮影で一か月フィンランドに滞在したときの旅行記だ。


グアテマラに住む弟さんは 大学在学中から足繁くグアテマラへ通い とうとう子連れのグアテマラの女性と結婚し居ついてしまったという。
口が重たく話もあまりしなかったという弟さんが 灼熱&情熱の国になぜゆえsoulを揺さぶられたか謎に思ったけど 本を読んでいくうちに「あ~この人(弟さん)は日本って国にとても閉塞感を感じていたのかな…」とわかるような気がしてきた。
弟さんは スペイン語学校を経営するかたわら スーパーや薬局の副業もし 休日には食堂も開いたりしてなかなかのやり手な実業家である。
日本なら法律的にどうよ?って職種が だいたいアバウトなグアテマラでは許されちゃうらしい。
強盗にあったり危険と隣り合わせではあるけれど 弟さんは「ケセラセラ」この空気を好んだみたいだ。
家の中は開けっぴろげで土足で誰でも入ってくる自由さに はいりさんも始めはギョッ!としたけど、そもそも人間観察大好きのはいりさんには すぐに「問題ない♪」ことになったという。


「私のマトカ」の中でも 思う存分人間観察をやってくれてる。
人間だけでなく フィンランドのスズメやカモメの個性までも素敵な表現力で。。
フィンランドの人は人見知りというか寡黙というか はじめはコミュニケーションが難しいけれど 一度打ち解けると とても穏やかで子羊のような人たちだという。
そういえば「かもめ食堂」に来るお客さんたちも そういう人たちに見えた。
ガッチャマン好きの青年以外はネ。
はいりさんは”人の気持ちの中に入りギュッとココロを鷲掴み”ってことが 自然にできるキャラクターをお持ちみたい。
彼女の個性的でチャーミングな外見も お手伝いしてることも間違いないと思うけど。。


凄いな!とい思ったのは「わたしのマトカ」はフィンランドから帰ってきてから出版以来があり このエッセーを書き始めたということだ。
旅中のメモ書きひとつ残ってないというところから 本一冊書き上げるチカラって。。。
書くに当たり記憶があいまいなところは調べたというけれど 目にしたもの耳にしたもの匂いまでも 強烈にココロに住み着いてしまったのだろう。。
本の最後は「フィンランドが終わらない」「いまだフィンランドを更新し続けている」だった。



「マトカ」とは フィンランド語で「旅」の意味だという。



「わたしの旅」かぁ。。。

そういえば アタシ今日が誕生日でした。

きのうで旅を締めくくり 今日また新しい旅に出る。。。

なーんてカッコ良さからはほど遠いけれど 人生を旅に例えると そんな気持ちでいてもいいのかな。

今日というちょっと特別な日は。。
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by ukico32744 | 2014-12-12 16:08 | ある日の読書 | Trackback
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