2015年 08月 03日

小説「あん」の甘さと深さと。。

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「あん」は「粒あん」のこと。

「どら春」という売れないどら焼き屋さんに あん作りの名人の徳江さんがアルバイトに入ったことから 「どら春」のどら焼きが革命を起こしたように 美味しくなっていくのだった。。

徳江さんが「どら春」の訳あり店主千太郎さんに あん作りを教えている箇所は「あん作り」とは思えないくらい キラッと光る表現がちりばめられている。

どら焼き作りに投げやりだった千太郎さんが目覚めていく様子を そばで徳江さんは見守るけれど あっけなくお別れが来てしまう。。

どら焼きに目覚めただけでなく 千太郎さんは今までの自堕落な自分に向き合い 苦しみながらも これからの生き方を模索することに目覚め始めたのに。。。




映画「あん」をとても観たかったけれど 縁がなかったのか 観ることが出来ずに終わってしまった。。

映画ばかり注目していたら ドリアン助川さんが数年前に小説「あん」を書いていて それが今回映画になったものだと 最近知ったのだった。

徳江さんは樹木希林。

千太郎さんは永瀬正敏

小説イメージとピッタリ重なるこのキャスト!



リアルタイムで映画「あん」を観れなかったのは残念だけど 小説を読み進めるうちに この二人が小説の中で動き出す。

そのくらいドンピシャな二人なので”小説と同時進行に映画も観ました!”くらいのリアリティーを感じた。




1つ残念といえば「あん作り」場面を観たかったナ、ということ。。

俵万智さんが 徳江さんと千太郎さんが「あん」を作る場面の静謐な美しさを絶賛していたのだ。。

確かに小説の中の「あん作り」は 「あん作りの宇宙の中に漂う徳江さん」に とても神秘性が感じられた場面だったから。。




けっこう短期間で終わってしまった「あん」なので 評判もよろしいし 単館系劇場で再上映されないかしら?と 目論んでいるのですが。。(ー_ー)!!


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by ukico32744 | 2015-08-03 17:44 | ある日の読書 | Comments(2)
Commented by yoppyhyakka at 2015-08-03 20:36
私も映画「あん」は観たかったんです。
でもukiさんと一緒だったの
小説読んでみたくなりました。
紹介してくださってありがとう^^
Commented by ukico32744 at 2015-08-03 21:07
モモセさん、是非読んでみてください♪
小説の中で登場人物が映画のように動き出しますから。。
そしてどら焼き食べたくなりますから。。
あっ! 近くにありましたよね!?老舗のどら焼き・・?
あら? たい焼き屋さんでしたか?(笑)
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