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ある日の読書『抱きしめられたい』

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抱きしめられたい  糸井重里


糸井重里が一年間に書いた原稿とtweetから、
心に残る言葉を選りすぐってつくる
「小さいことば」シリーズの本
その最新作が出来上がりました。
タイトルは「抱きしめられたい」
記念すべき10作目です。

           ~ほぼ日刊イトイ新聞より~


糸井重里さんは言葉を生業(なりわい)としている人なので、
仕事として、または情報として発信している「語り口」は
実に「旨い」と思うのです。

「小さいことば」シリーズは 糸井さんのカラダから
ポロリとこぼれ落ちた 無意識の線上の言葉たち。

それを読み取って、自分だけの意味のあるものに仕立てるのは
ワタシ達読者の仕事(笑)


2015年の糸井さんの「小さいことば」、「抱きしめられたい」の中から
 気持ちに止まった文章は数多いけれど、少しだけ載せてみます。




谷川俊太郎さんの言葉は年を取ったからこその「正直さ」というものがある。
すっとほんとうのことを言う。
そのまま伝わって来るので、とても気持ちがいい。
「いつぐらいから、そういう正直なことを言えるようになりましたか」
と、真正面から質問してみたら、谷川さんは
「やっぱり60を過ぎたくらいかな」と。
おそれながら、だけれど、ぼくもそんな気がします。

(おそれながらだけど、ワタシはこの言葉で救われました。
自分の正直さって、嘘くさいと思ってるので。。
60過ぎに正直になれる!という期待 笑)


家人(樋口可南子さんですね)と
「来世も一緒になりたいか」という話しになったとき、
我が妻は「一回飛ばしがいい」と迷わずに言いました。
ちょっと残念な気がしたけどご名答と思いました。

(樋口さんのナイスな回答に大共感。
嫌いじゃないけど毎回同じじゃねぇ。。とワタシも思います。

ただただ「このほうがいいな」と思う方向に
なんとかじぶんを持っていこうとする、
そういうことしかないのではないか。

(シンプルなので ストンと腑に落ちた言葉。
そういうことしかないのではないか、という諦めと悟り、半々の感じが好き)





義母が滞在中、blogが滞っていました。
とても気疲れしたと思うのは ワタシだけでなくお義母さんも同じこと。
お互いに、そういう素振りを見せずに「バイバイ」できるのは
一週間が限度かな~と思います(^^;

2月末で仕事を辞めたのも、気持ち的にダメージが大きくて
ただならぬ疲労感は義母だけのせいではないのです。

このことはまた次回にでも 書けたらいいなぁと思ってますが。。




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1冊目から9冊目の「小さいことば」シリーズ。↑
それぞれにタイトルがついてます。
(ちなみに前作は「忘れてきた花束」前々作は「ぼくの好きなコロッケ」)

1年に1冊づつ本にしているこのシリーズ、なんたって装丁・製本がキレイ。

今回はニット作家さんの「ふわふわニット」が表紙の画になってます。
今回の「抱きしめられたい」は、ちょっとタイトルが生々しいかな、と思ったのですが、
この年(2015年)に親友を亡くされた糸井さんの心情が読み取れる
タイトルだと、あとから気付かされました。





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by ukico32744 | 2017-03-06 13:13 | ある日の読書 | Trackback | Comments(10)
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Commented by anatatoyu at 2017-03-06 13:49
おそれながら申し上げます(笑)
60を過ぎて久しいですが、自分の中では何も変わったように思えません。
精進が足りませんね。
ただ何かに影響を受けることはもう無いと思うので「このほうがいいな。」と言うより「これでしか生きていけない。」です。
頑固な年寄りにはなりたくないですが、たぶん嫌われ婆さんになるのだろうなあ。。
Commented by ukico32744 at 2017-03-06 16:05
> ゆうさん、
おそれながら、ありがたく読ませていただきました(笑)
「これでしか生きていけない」、このお言葉ステキです。
”嫌わればあさん”。即ち自分らしくですね。いーじゃないですかぁ。


Commented by kojiroumam123 at 2017-03-06 19:43
糸井重里さん文 湯村輝彦さん画の絵本「さよならペンギン」を娘に読んで聞かせていました。
それ以来娘はペンギン大好き歴35年(笑)
糸井重里さんの本面白そうです。
Commented by ukico32744 at 2017-03-06 20:55
> こじろうママさん、
絶版になっていた「さよならペンギン」を復活させたきっかけは、
この「ちいさなことば」シリーズなんです。
小さな時に何回も読んで読まされた絵本って、子供はもちろん親にとっても
いつまでも心に残りますね。
Commented by kakanonokoko at 2017-03-06 21:08
こんばんわ。お嫁さん お疲れ様でした。
糸井重里さん ちょっと苦手でして、、、

ストロベリーライフは読みました。農家の気持は凄くよくかけていると思いました。でもストーリーは夢物語かなー。あんなにうまくいきませんよね。でも、 よしがんばろうという気にさせてもらいました。
Commented by bienes at 2017-03-06 21:10
ああ、本当に糸井さんの言葉ってほっとする感じがします
谷川俊太郎さんとの話~いいですね~

糸井さんや谷川俊太郎さんの言葉に触れていると
日本語っていいなあって思うんです
言葉を生み出す感性がすごいんだろうなあと思います
”抱きしめられたい”を読んでみたいなあ

Commented by momoseke at 2017-03-06 23:42
うわぁ
またまた面白い本を
紹介してもらって
なんか嬉しいです。
私、中学生の時、谷川俊太郎の
詩集をおこずかいで買ったのよ
カッコつけてね(笑)
これ正直な気持ち
だから詩の意味がいまいち
しっくり来なかった(笑)
無理してた。


Commented by ukico32744 at 2017-03-07 12:35
> kakanonokokoさん,
糸井さん、苦手ですか?
人の好き嫌いは本能?みたいなもので、しょうがないですよね。
ワタシも巷で好感度いい人でも、「なんかやだ~」の人っていますよ(笑)
荻原さんの人物描写が、とても好きです。
あっ、こんな人いるな~と、フツーの人がいる小説。なんか安心するんです。
真逆のアウトローな人が出てくる小説も嫌いじゃないけれど(^^;
Commented by ukico32744 at 2017-03-07 12:46
> bienesさん、
糸井さんも谷川さんも、発する言葉の影響力は大きいけれど、
「好きなこと言ってるよ」っていうスタンスがいいですよね。
「抱きしめられたい」、長い文章から短い一節みたいなものまでいろいろです。
写真もたくさん載せてますよ。
贅沢な仕上がりな一冊です。
Commented by ukico32744 at 2017-03-07 12:51
> モモセさん、
今ならその詩集「しっくり」来るかもね。
「小さいことば」シリーズ、フルタイムで働いていた時、1本早い電車に乗って、
札幌駅構内の書店で、朝の10分よく立ち読みしてたのです。
「よ~し、今日も頑張りますか~」の気分にさせてくれました。
買わないけどね(笑)
今はもちろん図書館で借りるだけ~ (^^;
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