2017年 07月 04日 ( 1 )

ある日の読書『にじいろガーデン』

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にじいろガーデン  小川 糸


逃げるように駆け落ちをした女性二人には、男の子と女の子、二人の子供がいた。

落ち着いた先は緑豊かな村。
二人はここを「マチュピチュ村」と名付け、二人の家にレインボーフラッグをかける。

レインボーフラッグは、性的少数派を象徴する旗なのだ。

四人家族の小さな王国のような家庭が、マチュピチュ村で少しずつ受け入れられるようになり、
やがて小さな王国は、人が集まるゲストハウスになった。





哀しいほどピュアな四人家族である。

四人それぞれに幸せになってほしいな、と願いつつ、
そうならないのかも。。とも思いながら読んでいた。

ピュアすぎて幸せになれないことって、あるのだと思う。

四章に分かれてる、この小説の最後の章は
「エピローグ、じゃなくて、これから」

家族がバラバラになっても、存在を感じ絆を信じ、強く生きていこう!
というメッセージが盛り盛り溢れていて、
糸さんらしいエンディングである。





ナイーブな題材を、糸さん風に、ファンタジーでくるんで仕上げた小説でした。


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by ukico32744 | 2017-07-04 15:55 | ある日の読書 | Trackback | Comments(6)