カテゴリ:ある日の読書( 60 )

ある日の読書『魂の退社』

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『魂の退社』  稲垣えみ子



50才にして朝日新聞社を退職した稲垣さんの著作は
「アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと」
に続いて 2冊目です。


現在、16時半、ワタシはこれから仕事に向かうのですが、
(注:居酒屋勤務ではありませんよ。新米歯科助手のはしくれです)
この休みのようで、休みでないような1日を
家事、夕食の食材の買い物、夕食の仕込み、それ以外は
この本を読んで過ごしていました。





人生って「ステップアップ」だけが素晴らしいことではなくて
「ステップダウン」で 生きよい人生を送ることも出来るのだな~と
読んでつくづく思ったこと。


人生の豊かさは人それぞれの尺度があるはずだけど、日本人ってある時から
「横並び」とか「人並み以上」ということが安定や幸福の尺度になっている。


そういうワタシもそう。。


何のために働いてるのかというと 働けるうちに少しでも働いて
人並みの生活を維持したいからだ。


「ステップダウン」。。ちょっと心に響いてきました。


それでは仕事に行ってきます。









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by ukico32744 | 2017-01-27 16:52 | ある日の読書 | Comments(6)

ある日の読書『火花』

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『火花』  又吉直樹


「ある日の読書」シリーズが続きます。

図書館に予約していた本の取り置きメールが やたらと入ってきます。

お正月明け、一気に貸出本の返却があったのかしら。。と想像します。

パートの仕事を始めてから、アップアップ状態が続いています。

本を読む時間がかなり削られてますが、読めないこともストレスになるので、
コツコツと小刻み読書の積み重ね。

そんな感じで、この本も読了しました。




本の厚さがあまりないので「楽勝♪」と思いきや、ずっしり重い作品です。

まず「純文学」系の文体にやられました。

漫才師というソフトネタのわりに、無骨な生一本な感じなストーリー。 固いです。
 




人は知っている言葉の量以上のことは 思ったり考えたりできないのだから、
又吉くんが持っている言葉の量は 凄いものだと思うのです。

ぼ~っとした立ち振る舞いの中から あふれだす知性。

能ある鷹は爪をパチパチ切っても、切り切れん!?な状態ですかね(笑)




とにかく 遅ればせながら「流行りの一冊」やっつけました (^^;









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by ukico32744 | 2017-01-18 16:49 | ある日の読書 | Comments(12)

ある日の読書『あなたは誰かの大切な人』

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『あなたは誰かの大切な人』  原田マハ


6つのストーリーからなる短編集です。


物語の鍵が「音楽」「お料理」「手紙」「旅」「アート」という、
マハさんのキュレーター(学芸員)気質が さりげなく漂うストーリー仕立てとなってます。


ひとつストーリーを読み終えると、さざなみのような余韻に浸れます。

一日一話。 そんな感じでしみじみ読むのがいいと思います。


6日間の読書の旅のススメです。



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by ukico32744 | 2017-01-16 21:12 | ある日の読書 | Comments(2)

ある日の読書『キュンとしちゃだめですか?』

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『キュンとしちゃだめですか?』 益田 ミリ


この本のタイトルにまずキュンとしませんか?(笑)


益田ミリさんは大まかな「くくり」としてはイラストレーター。

漫画「すーちゃん」シリーズで知ってる人も多いかも。
「すーちゃん」は「すーちゃんまいちゃんさわ子さん」という映画にもなった。 
ワタシも観た。
(柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶ。。今思うとなんとも贅沢な3人にキュンだよね)





益田ミリさんは、エッセイストでもある。
アラサー、アラフォーの女子の本音を、サラッとポロッと代弁してくださるので、
そのお年頃の女性ファンは多いはず。
とっくにその年代を通り過ぎたワタシも、今だファンです。


「キュンとしちゃだめですか?」は、キュンの感度の性能高き益田さんが
男性のちょっとしたしぐさや言葉にキュンした場面を盛り沢山書いてらっしゃる。

そんなにキュンしちゃうのー!?と思うくらい(笑)

ハンカチで手を拭き拭き駅のトイレから出てきた男性にキュン。(?)
お芝居で隣に座った知らない男性が感動で忍び泣きにキュン (これはわかるな)
茂木健一郎さんみたいなほわほわの天パにキュン (葉加瀬太郎にはキュンなし?)

なにしろ、いたる処で”キュン”に遭遇する益田さん。

出掛ける場所も多く、仕事柄いろんなかたと会う機会が多いにしても、だ!
キュン感度がいいのは それだけ観察眼が発達しているんだろう。。




ワタシが最近キュンした場面はというと。。?

あー、あった、あったよ♪

いつも行くスーパーのレジのアルバイトの男子。推定年齢20才。

見た目フツーっていうか、たいていマスクしてる。
マニュアル通りの対応だけど、どっちかというと心から言ってない感じ。

なにがキュンかというと、レジを通した品物をカゴに移すときのバカ丁寧さにキュンだ。

重たいモノは下に。軽いもの、割れ物は上。それは当然なんだけど、
パズルを合わせるがごとく、隙間なく丁寧にカゴに品物をうめていく。
しかもその手早さよ!

それはもう、店の指導というより、彼の本能がそうさせていると思うのだ。

そうしないと自分自身が気持ち悪いっていうようなカゴ対応にキュン♪

おばさんはキミの仕事ぶり、っていうか、キミのその性格、ちゃんと見てるから。。って言ってあげたい。
(言わないけどね…)




ミリさんの旅の本も好きです。


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ミリさんの旅の本も好き。っていうか、ミリさんの旅の仕方が好きだ。


ワタシがもし、自由気ままな独身で、お金も時間もそこそこあったなら、
きっとミリさんのような旅をしていると思う。

もしもの自分を重ねて見ることができる 共感部分の多い人です。




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by ukico32744 | 2017-01-09 17:42 | ある日の読書 | Comments(8)

ある日の読書『人魚の眠る家』

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『人魚の眠る家』  東野圭吾


12月半ばからパートの仕事を始め、暫くはゆっくり読書タイムを取るのはキビシーなという状況になると、
図書館から「予約本取り置きしてます」のメールが来たりする。

ゆっくりお正月休みにでも読みましょと思ってたこの本、
お正月前に読破しちゃった~(^^;



半月前に始めた仕事では体力はそれほど使わないので、仕事の疲れは「気疲れ」がほとんど。

体のいろんなとこが気疲れでカチカチ。
夜も遅くまで起きていられずベッドに潜り込む毎日だけど、
だからといって、ストン!と眠りに落ちる日は意外に少なく、
緊張の糸が緩まず、なかなか健やかな眠りにつけない日も多い。

眠れない眠れないとヒツジ数えるより、本が自然な睡眠を促してくれるでしょ。

と、本頼みとする。

でも読みたかった本だけに、目は冴えて逆にランランとなったりして。。(*_*;

思いがけず、さーーっと読み終えてしまったんです。




子供が事故で脳死状態となり、臓器移植提供の判定を受ける直前で両親は判定を受けることを拒否する。

そういうことはけっこうあることだろうと思う。

親としては「脳死」を受け入れがたいことは理解できるし、
ある日突然意識が戻るという奇跡に一縷の望みを賭けたいものだ。

その思いが常軌を外れる行動となり。。


冬の深夜、布団の中で読むミステリーが止まらないのですぅ。




アタシの母はやっと明日退院することとなりました(*^。^*)

目まい、吐き気、お腹の膨満感。頭痛や脱水症状。。

主な症状ですが、ハッキリとした病名はなく「老人性うつ」による症状の現れではないかということです。

割と明るい人で、サ高住でも友達関係良好です。

だけど、神経が細いことは確かで、一つ不調が起こると連鎖的にいろんなところがおかしくなるのです。

今年父が亡くなったことも やはり引き摺っているのでしょう。


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今年最後のblog更新になりそうです。

喪中ですので、新年のご挨拶は控えさせていただきます。

「一年」というハードル、サラッと飛び越えて新年を迎えたいです♪


来年が良い年でありますように。。






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by ukico32744 | 2016-12-30 18:52 | ある日の読書 | Comments(0)

ある日の読書『坊ちゃんのそれから』

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『坊ちゃんのそれから』 吉川泰久 著


「坊ちゃん」は言わずもがなの夏目漱石の小説です。

『坊ちゃんのそれから』は松山での教師職を辞め、東京に帰ってきた坊ちゃんと山嵐の
それからを書いた小説です。

激動の明治時代の、実際に起こった出来事と実在した人物を坊ちゃんと山嵐に絡め合わせて、
二人は明治の波に呑まれるように駆け抜けるという、エンターテイメント的な小説仕立てになってます。





2016年は夏目漱石、没後100年。
また来年2017年は生誕150年にあたるという。。

なので、今年漱石関連のドラマ、ドキュメンタリーが多いです。

アタシ的にはNHK「漱石の妻」が、とても面白かったです。

今年6月に四国松山に旅行したことも、アタシの中で「坊ちゃん」ブームが到来し、
必然的に漱石先生も興味の対象になりました。

できれば、12月9日の漱石さんの命日に合わせて 読書感想載せたかったところですが、
この年の瀬になってから、アタシ、にわかにバタバタしはじめました。


PAPP…。じゃないし、、💦  TPP…。でもないし、、(=_=)

FBI…?KGB…?。。えーっ!!??


そんな感じで、アルファベットぶつぶつ言いいながら、必死に覚えなきゃいけないことが起こました。

なので、読みたい本も、いまはこっちに置いといて。。。という状況です。

また、その件については、ご報告したいと思います。






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by ukico32744 | 2016-12-19 19:18 | ある日の読書 | Comments(4)

ある日の読書『これからはあるくのだ』

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角田光代さんの10年以上前のエッセー

『これからはあるくのだ』


まず題名が好き。

エッセーの内容は幼少期から今の角田さんのあれこれを
軽くツラツラと書いてる感じ。

けど、やっぱり小説家。

すらすらと読めてしまう「旨み」のある文章です。



角田さんの少し不思議子供時代が 今ある角田さんの片鱗を垣間見せる。

大学時代の「まさか!」っていう逸話は 物事に動じない大胆さを感じさせ、
神経ピリピリの小説の仕事には好都合と思う。

文字だけの夢を見る。。というくだりは 天性の小説家なんだわーと感動したし。。

なんたって、旅の話しが面白い。

角田さんは意外にも経験豊富なバックパッカーなのだ。





アタシが大切にしてた1冊ですが、鎌倉の旅のお供にチョイスして持って行ったものの、
帰ってきたら、リュックに入ってない。。

帰りの飛行機に置き忘れてきたようです。

1センチもない薄さと軽さが お出掛けには丁度良くて、お気に入りだったのに。。



アタシの断捨離攻撃をかいくぐり、生き残った精鋭な1冊でした。

惜しいことをしました。

BOOKOFFで買おうか思案中です。



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by ukico32744 | 2016-12-09 19:09 | ある日の読書 | Comments(2)

ある日の読書『アフロ記者が記者として書いてきたこと。退職したからこそ書けたこと』

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久しぶり(そうでもない?)の読書記録です。

『アフロ記者が記者として書いてきたこと。
退職したからこそ書けたこと』

稲垣えみ子 著


このアフロヘアの女性、テレビで一回くらい見たことはないですか?

ふざけたヘアですが、ご本人は元朝日新聞大阪社会部のデスク、
その後、論説委員室へ異動となり「社説」担当となる、バリバリ花形新聞記者さんだったのです。

2016年1月に朝日新聞を退社し、フリーというか、
なにも肩書のない「ただのアフロの人」になったのですが、
それはもう、世間やマスコミが放ってはおかないわけです。

惜し気もなく大企業を辞めた稲垣さん。

どうして辞めたのか?

本には このように書いています。

得ること拡大することばかりを考えて生きてきました。
でも、平均寿命の半分を過ぎたころから、来たるべき死に向かい、閉じてゆくこと、
手放すことを身につけねばと思うようになりました。
大変なギアチェンジです。



原発事故が起きる前から、超節電生活を始め、
ついには冷蔵庫、洗濯機をも手放し、お宅にある電化製品はラジオ、パソコン、ケータイ、電灯のみ。

そんな節電生活ぶりと、華々しい経歴とアフロの外見が相まって、注目度が高い人です。




人生は案外と小さな偶然に翻弄され転がって行くものです。
自分の意志でコントロールできることなど、たかが知れているのかもしれません。

ほんとにそう思う。。

しかし転がった結果が吉と出るか凶と出るかはわからない。
現実はそううまくはいきません。
人に出来ることは、与えられた運命と場所で、ただ瞬間瞬間に全力を尽くすだけなのかもしれません。

まったくだ。。



稲垣さんの口調は決して強くないけれど、淡々と穏やかに、そして直球で語る姿は
やはり「あなた只者ではないですよね」のオーラで光っている。

”ただの人”になりたかった稲垣さんだけど、やっぱりこういう人は
”フツー”枠から飛び出してしまうのね、

これが稲垣さんに与えられた運命なのだと思う。




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by ukico32744 | 2016-11-24 20:00 | ある日の読書 | Comments(10)

ある日の読書『海の見える理髪店』

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本の帯のとおり 155回直木賞受賞作です。

「海の見える理髪店」

短編集とは知っていたものの、海の見える理髪店を舞台にした
お話の数々と思い込んで読み始めた。

「海の見える理髪店」っていうシチュエーションがとても想像掻き立てられて、
勝手に「鎌倉」と位置付ける(笑)

表題作はしんみりする、とても好きな感じのストーリー仕立て。

で、つぎは「理髪店」にどんなお客さんが訪れるの?って
前のめり姿勢で詠み始めると、この短編集は「海の見える理髪店」での出来事を集めたものではない、
っていうことがすぐ解る。。

少し拍子が抜けた感じで、読み進めたけれど、家族を題材にしたお話のいろいろは
さすが、荻原さん。

するすると読みやすく、じわじわとほっこりし、難なく読み終えました。



どの家族も その家族にしかない物語を背負っていると思うと
家族小説は 家族の数だけ存在しているということだ。

ひとつの家族に大きい小さいの泣き笑い。

家族にまつわるエトセトラはキリがないほど。。
(渚にまつわるエトセトラってあったね by PUFFY 笑)

トランプ氏ほどの家族物語はないにしても、ネ (^_^メ)





今日は母の診察で二か所、クリニックの送り迎えをして、
半日アッシーさんとなる。

両膝の変形関節症が悪化して、痛みと戦いながらの歩行が痛々しい。

そんな母を置いて、明日から旅行に出かけます。

薄情ですが、前から決めていたことなのでね、、

帰って来るまで、何事もありませんように。。。













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by ukico32744 | 2016-11-11 19:30 | ある日の読書 | Comments(6)

ある日の読書『羊と鋼の森』

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真冬並みの寒気が入り込み、今日も一段と寒くなりました。

この強い寒気が入り込んだここ数日、「羊と鋼の森」を読んでいました。

2016年の本屋大賞受賞作です。




舞台は北海道の小さな町

新米のピアノ調律師が 一人前に成長していく日々が優しい文章で綴られている。

主人公外村くんの「一本の森の木」みたいな真っ直ぐで、良くも悪くも影がない植物性気質が

ピアノ調律という仕事を通して より研ぎ澄まされていくよう。。

天職に巡り合えた人だけが 極めることができる世界観だ。




長い長いポエムを読み終わったような読了感。

この優しい調べの宮下さんの文章に みな癒されたのだなぁ。。と思う。





一気に引き込まれる感じでもなく 違うものと並行しながら読んでいた。

清らかな精神性に浸りきれないのは いまある「日常」とかけ離れ過ぎているせいかしら?

どちらかというとね 日常生活の中の汗と埃にまみれた「ちょっとしたキラキラ」のほうが

好みなんだなー (^^;




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by ukico32744 | 2016-11-06 17:45 | ある日の読書 | Comments(2)