ある日の読書『鳥獣戯画』

f0315332_10085525.jpg


鳥獣戯画  磯﨑憲一郎


時々内容が理解できずに、迷路に迷い込んだようになって、
もう読むの止めちゃおうか、という作品に遭遇します。

この小説がそう。

途中、何度も放り投げたくなりましたが、なんとか最後まで読み終えました。

読む側の力量不足で、消化不良💦

放り出さず読み終えたことだけに、バンザーイ!です。




題名の「鳥獣戯画」は、京都高山寺に伝わる国宝絵巻です。

「鳥獣戯画」は、甲乙丙丁という4つの巻があって、巻によって、絵のタッチや内容が変わるようです。

ワタシ達がよく見る擬人化したウサギやカエルの絵は、甲の巻のものなのですって。

著者が、この「鳥獣戯画」の絵巻のように、全然違う話を繋げて、
一つの小説として成り立たせたいという野心を持って、書き上げたという小説「鳥獣戯画」。

ワタシが太刀打ちできないというのも、お判りでしょう?(笑)





「わたし」という小説家が登場し、自伝小説らしい、というのはすぐ解りましたが、
突然、京都の高山寺を再興した鎌倉時代の僧、明恵上人(みょうえしょうにん)の話にすり替わったりもします。

確かに時代背景も登場人物も、まったく脈絡のない話を繋げています。



この難解な小説の中、明恵上人ストーリーの部分は興味深く読めました。

鎌倉にゆかりがある人が、登場するのです。

明恵上人は京都高雄の神護寺で、修行を始めますが、そこで師匠ともなる文覚(もんがく)に出合い、
良くも悪くも、非常に影響を受けることになります。

怪僧とも云われた文覚は、実は武士の出身で、人妻を好きになったが、誤って、その人妻を殺めてしまう。
その罪滅ぼしに出家したという人。
(今でいうなら、殺人罪。出家というより刑務所行きですよねー)

その怪僧文覚上人は、京都でひと騒ぎを起こし、法王の逆鱗に触れ、伊豆に流されますが、
そこで、同じく伊豆へ流されていた源頼朝と出会い、
平家討伐の兵を挙げるよう進言したといいます。
(この辺りの件は鎌倉検定テキストブックにも書かれてあることです)

文覚は鎌倉にもお寺を興してますし、屋敷跡の碑もありますし、
鎌倉にはとても縁がある僧です。
あじさいでお馴染みの成就院には、文覚上人荒行像がありますしね。

文覚は鎌倉検定問題にも度々登場する人物なのですが、
この小説の中で文覚に出合うとは、思いもよらず。。

知っているということは、それだけで、何倍か面白くさせてくれるものですね。

鎌倉検定で得た知識が、ここで、少しだけ活かされました。!(^^)!





時々、身の丈以上の、ハードル高いものをチョイスしてしまいます。

今回は「鳥獣戯画」という題名に、ただただ惹かれて選んだ一冊なのでした。(^^;









[PR]
# by ukico32744 | 2018-01-25 16:51 | ある日の読書 | Trackback

鎌倉検定の結果が届きました

f0315332_16405052.jpg


先日、鎌倉検定の結果通知が届きました。

薄っぺら~い紙きれ一枚。

自己採点で、解りきっていたことなので、粛々と受け取った
不合格通知です。





去年11月猛勉強して覚えたことが、今回ダメでも、
次回の検定問題に出るかも知れぬ。

学んだことは、誰にも奪われないから

って、auのコマーシャルで、三太郎も言ってるし、自分ドンマイ!と思ってみるものの、

いやいや、ワタシ奪われてるよー (>_<)

誰に? 何に? 

「時間」という、「つわもの」にですよー‼

少しづつ少しづつ、あの日覚えた知識たちは、忘却という🚮へ。。





覚えた知識を、活かす場所がないこともある。

活かしてこそ、生きる知識だし、
ワタシは活かすことのない知識を、無駄に覚えているのかもしれないな。

弱気がちょっと顔を出した今日であるけれど、
ワタシったら、懲りずにまたチャレンジするんでしょうね。(^^;


[PR]
# by ukico32744 | 2018-01-22 17:40 | 鎌倉 | Trackback

ある日の読書『いのちの車窓から』

f0315332_17350335.jpg


いのちの車窓から 星野 源


星野源くんのエッセー「いのちの車窓から」は、去年読んだ「そして生活はつづく」を
上書きしたような、バージョンアップ感を感じます。

文章が格段に、上手くなってるぅ。。と思うのは
ワタシだけでしょうか。

源くんなりの、下積みの時代があったようなのだけど、
ワタシの目には、瞬く間に、マルチなアーティストとして、
世間に認知されて、存在感大いに発揮したという印象がある彼。

そして、大きな病気を克服して、
さらにバージョンアップして、見事に復活。
ファンの喝采を浴びた彼。

今や時の人。

源くんを中心とした、いくつかのプロジェクトが同時進行し、
常にスポットライトの中心にいる彼。

シンガー、俳優、文筆業と怒涛の毎日を過ごしながら、
書くことによって、平静を取り戻し、日常のバランスをとる感覚が
彼の中にあるのでしょうか。





星野源のマルチな才能が、枯渇しませんように。。(^^;
(小室さん、引退会見でそんなこと、言ってたから~)






[PR]
# by ukico32744 | 2018-01-19 22:07 | ある日の読書 | Trackback | Comments(18)

ある日の映画『オリエント急行殺人事件』

f0315332_17253631.jpg


オリエント急行殺人事件


アガサクリスティーの名作といわれる、オリエント急行殺人事件、
以前にも映画化されてます。

結末知ってるし…のかたも、たくさんいらっしゃるでしょう。

ワタシ、幸い?にも、「オリエント急行殺人事件」、今まで観たことも、
読んだこともありません💦

2回目の映画化は、現代的にかなりアレンジして、
スペクタル感が強いものだということだし、
ジョニー・デップやペネロペ・クルスが出演してるということだし、
けっこうワクワクで観に行ったつもりなのですが…… ( 一一)



思えば前日、寝る間際に読んだ小説が、ちょうどクライマックスを迎えたところで、
暴走列車のように、最後まで読んだのがいけなかった……(-_-;)

途中寝てしまったよう…。⤵⤵

大事な乗客の人物像が、
何人か、何が何だか分からないまま、ラストを迎えてしまったんですね。

家に帰ってから、ネットで眠ってしまった空白部分を
穴埋めする作業はトホホな感じです。

きっと、20分くらい、眠っちゃったと思うネ💦





アガサ・クリスティーものは遥か昔に「春にして君を離れ」は読みました。
珍しく探偵も犯人も登場しない小説です。
ストーリー、忘れかけてますが、とっても心揺さぶられたことだけ
覚えてます。
ワタシの数少ない蔵書の中にちんまりと納まっている、この本。
いつか、また読みたいと思ってます。



[PR]
# by ukico32744 | 2018-01-16 16:10 | ある日の映画 | Trackback | Comments(21)

ある日の読書『真夏の雷管 道警・大通警察署』

f0315332_16590142.jpg

真夏の雷管 -道警・大通警察署ー  佐々木譲


ワタシの読書遍歴、統一性がなくて、あちこち色んな小説に手を出してますが、
大きくくくると、エンターテインメントな小説好きです。

佐々木譲さんの、道警シリーズものも大好きです。



道警シリーズの8作目「真夏の雷管」は、JR北海道の不祥事絡みの事件で、
実際いくつもの不祥事をやらかしているJR北海道には、
耳が痛くなるほどの、リアリティっぽさが有り余るストーリー。

道警の中では「厄介者」扱いされてるけれど、
際どい難事件を解決していくので、昇進はしないけれど左遷もされない、
主人公 佐伯宏一警部補。

そして、佐伯さんの肩腕ともなる3名の刑事。
みなキャラが立つ、魅力的な人物像。
8作目ともなれば、それぞれ刑事としての成長ぶりも見逃せないところです。

今回JRを使っての事件なので、スピード感、緊張感が有り余る~。

ワタシが月に何回も乗ってる「千歳線」が、事件に関わってくるので、
その超臨場感にも、有り余るワタシなのでした。





↑↑で「有り余る」を連発してますが、新年初ラジオで聴こえてきた曲が
ゲスの極み乙女の「ロマンスがありあまる」だったの。

あのボーカルの人とBッキーとのあの件は、去年だったか?おととしか?

年が明けて「禊」(みそぎ)も済んだし、みんな、もうすっかり忘れたよね!?
という、わかりやすい登場の仕方ね。(笑)

そうそう、忘れたわよ~。だって、
ワタシにはどうでもいいことだもの。

でも「ありあまる」の曲は、忘れてないわ。

世の中、才能あったもん勝ちよねー。












[PR]
# by ukico32744 | 2018-01-13 17:53 | ある日の読書 | Trackback | Comments(14)

ある日の読書『キラキラ共和国』

f0315332_18192586.jpg

キラキラ共和国✨  小川糸


ツバキ文具店のポッポちゃんが、モリカゲさんと結婚した。

鎌倉は春。
QPちゃんは小学生になった。

炊き立てのごはんのような、いい匂いがしてきそうな家族物語が始まった。

そう、ポッポちゃんって、いきいきとした優しさが匂い立つような人ね。

代書屋さんの主としても、きれいにきちんと心を寄せて、真正面に向き合う姿、美しいです。





ポッポちゃんが愛して止まない鎌倉は、ワタシが好きな鎌倉そのもの。

小川糸さんが、ポッポちゃんの目を通して、鎌倉の四季を、
息づかいまでも鮮やかに表現してくださっているところに、
ワタシはため息をつくほど感嘆し、手を叩きたくなるほど共感するんです。


f0315332_19130255.jpg

写真、ちょっとボケちゃったけど、素描家しゅんしゅんさんの鎌倉案内図、
可愛いし、味わいがあります。
(表紙、裏表紙もしゅんしゅんさんのもの)

ポッポちゃんの行動範囲は、ワタシの鎌倉テリトリーでもあり、
距離感、空気感も手に取るように伝わってくる。

鎌倉、疑似体験できるのも、この小説に心酔する理由のひとつ。



f0315332_19465925.jpg


紙飛行機のお手紙。

新茶。

タイプライター。

そしてツバキ。


どれも、キラキラなストーリーの一コマ。



[PR]
# by ukico32744 | 2018-01-11 19:55 | ある日の読書 | Trackback | Comments(16)

ある日の映画『探偵はbarにいる3』

f0315332_17273551.jpg

探偵はbarにいる 3



お馴染み「探偵はバーにいる」のパート3を、
お正月休みに、やっと観てきました。

北海道が生んだスター大泉洋ちゃんを主演とし、
北海道出身の推理作家東直己さんの「ススキノ探偵シリーズ」を原作として、
北海道ロケもふんだんに、
北海道色を前面に押し出したこの映画、
昨冬の映画ロケ中から、注目と期待が上昇気流に乗るがごとく上がってましたヨ⤴⤴
(注:北海道限定の盛り上がりですから💦)





今回「わ~っ!」と感動した場面、
ストーリーとは、まったく関係ないところで…

探偵と相方の高田くんが、七輪でホルモンをつつくシーン。
なんか見たことあるような。。
そんで食べたことあるような。。(^^;

そこの店、オットと数回行ったことある「京城屋」という焼肉屋さんだったー。

ホルモンが美味しいススキノの路地裏にある「京城屋」さんは
札幌の老舗の焼肉屋さんであるけれど、B級グルメ感が漂い、
あくまでも庶民的なローカルな雰囲気。

探偵さんと高田さんが、行きそうなお店として頷ける。
リアル感あるある。。(^-^)



最後、相方の高田さんが遠くに行っちゃうって、
この映画もパート3まで?、、と一瞬がっかりしたけれど、
そうじゃないみたい。

そこんとこは、最後の最後で。。

最近の映画は、最後まで席を立たせないように出来てるみたい(笑)

劇場が明るくなるまで、しっかり映画の余韻を楽しみましょう。




[PR]
# by ukico32744 | 2018-01-09 18:47 | ある日の映画 | Trackback