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ある日の読書『コンビニ人間』

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コンビニ人間  村田沙耶香


連休後半、北海道はスッキリしないお天気が続きました。

家の中で、ゆっくり過ごした方も、多いことでしょう。

あまり読む時間は取れなかったけれど、この本は薄いので、
GW中に、ちょうど読み終えました。


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「コンビニ人間」は、2016年上半期の芥川賞を取った作品です。

こういう賞を取った作品は、集中的に図書館の予約が殺到します。

”すぐにでも読みたい興味深々もの”と、”いつかは読んでみたいもの”に分類すると、
自動的に、わたしの頭の中で「コンビニ人間」は、いつかは一度読んでみたいもの、と仕訳けられました💦

時は二年ほど経って、「いつか」と仕訳けられた「コンビニ人間」を
図書館の棚で発見します。

本と目が合うとは、このことです。

こういうふうに目が合って選んだ本が、面白かったりすると、とても嬉しくなりますね。


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コンビニに18年間アルバイトしている、36才の未婚(彼氏歴なし)の女性が主人公です。

小さい時から、適応障害ぎみのところがあり、ものの考え方が、少しずれています。

そういう彼女が正社員として働く場などなく、コンビニアルバイトをし続けるうちに
18年が経ってしまいました。

彼女にとって、まさに「コンビニ」は、ヘンな自分から、
まっとうな自分へ変身できる、唯一無二な場所。
コンビニのマニュアルが、彼女に絶対な安心感をもたらします。
コンビニという小さい宇宙の中が彼女の全てで、
食べることも、寝ることも、翌日コンビニで働くためにあるようなもの。


ある日、コンビニのアルバイトをクビニなった、ヘンなことでは一枚上手の男子に、
コンビニ的な生き方を「恥ずかしいこと」だと、突き付けられ、、、、


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著者の村田沙耶香さんも、賞を取った当時、週に三日コンビニで働いていたという人です。

村田さん自身が、主人公のモデルではないとしても、
村田さんのエッセンスの少しを、主人公に投影してるのではないかしら。

コンビニ小説?として、オモシロ可笑しく読めますが、
掘り下げると、現代社会のゆがみ、みたいなものを感じる、深い小説らしいです。

が、わたしは掘ったりしないで、ただただオモシロ可笑しく読ませていただきました。(^^;




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by ukico32744 | 2018-05-06 16:13 | ある日の読書 | Trackback
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