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ある日の読書『イトウの恋』

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イトウの恋  中島京子

わたしの数少ない手持ちの1冊です。
持っているってことは「かなり好き」な小説ということです。
再再読くらいですかね。久しぶりに読んでみました。



先日ブロ友さんがblogで「日本奥地紀行」を紹介していました。

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明治維新間もない頃に、イギリス人女性研究者イザベラ・バードが
日本の奥地を旅をして記録したもの。

西洋人を見たこともない人たちが住んでいる奥地に入るため、
日本人案内兼通訳として、青年「伊藤」を雇い、東北・北海道を見聞した記録は
西欧との条約改正交渉にも影響を与えたのではないか、とも云われています。


..................................


あ、イザベラ・バードだ!

わたしの知ってるイザベラ・バードは、「イトウの恋」のイザベラ・バードなのでした。


...................................



中島京子さんの「イトウの恋」は、イザベラ・バードと青年イトウのお話です。


新米中学校教師久保が、実家の納戸に埃を被って置かれていた、曽祖父の古いカバンの中から、
古い手記を見つけます。
それはイトウ自身が書いた自分の半世紀なのでした。

久保はイトウの孫の娘にあたる人気劇作家を捜し出し、
顧問の郷土部の部員を巻き込みながら、古い手記の謎解きを始めます。

物語は現代と明治を、
また、ノンフィクションとフィクションを交差しながら、ドラマチックに動きますが、
結末はじんわり波紋が広がるような静けさ。

この小説、イザベラ・バードの人間性や、若いイトウの情熱部分のイメージを壊すことなく、
ストーリーの肉付けがスケールを大きな小説にしています。

紀行ものとしても、ラブストーリーとしても、謎解きものとしても、
どの角度からも楽しめます。

何度目かでも、毎回面白さに感動できる小説です。

面白い!って、小説には重要ですね。


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実はイザベラ・バードと通訳伊藤のお話は、まだあるのです。

「ジャーニーボーイ」

まだ読んでませんが、この小説も是非読みたいです。


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by ukico32744 | 2018-11-13 19:32 | ある日の読書 | Trackback | Comments(22)
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Commented by sakae2009 at 2018-11-13 20:05
チョコレート食べながらの読書でしたか。
何回も読まれた本ですね。
お気に入りの本の1冊ですか。
本何冊も持たれてみえるようですね。
Commented by olion3754cona at 2018-11-13 22:03
こんばんは。

数年前に会津の大内宿という宿場町へ行きました。
その中の1軒の家にイザベラさんは泊まったのですね。
今でも現存する家です。
かやぶき屋根の家が連なる人気の宿場町です。

あの時代にイザベラさんはよく東北を歩いたものですね。
街道も難所があったでしょうに。

私も読みたいです。
Commented by seadream_t at 2018-11-14 00:05
いつも有難うございます^^
手持ちの本…そういうふうに 読みたくなる本に
出会えたこと、きっと幸せな気持ちにもなれるのでしょうね。
しかも、お好きなラムレーズンチョコをお供に❗️
ラムレーズンといえば、先日の会話。ラム入りの東京たまご。
正式名は、銀座たまやの東京たまご 「チョコたまご」
東京駅で、よく目にするのは「ごまたまご」で、
オトナのチョコたまごを置いてある店は少ないです^^
あ、15日夕方から東京、16日会議終了後に鎌倉へ、と計画していたけど、
土曜の予報が残念ながら雨のため鎌倉は中止しました。
暗い湘南の海なんて、悲しくなるだけなので。笑っ
ukiちゃんは、月末でしたね❗️お気をつけて。
お寺廻りは、もしも シットリ雨でもOKやね 紅葉もそろそろ^^
Commented by ukico32744 at 2018-11-14 14:35
> sakaeさん、
最近ラミーにハマってます。^_^
寒くなるとチョコ食べたくたりますね。
ガーナチョコも好きですよ。
食べ過ぎに注意しなければ!

Commented by M at 2018-11-14 14:44 x
イトウの恋と日本奥地紀行、両方興味深い!
特にイギリス人女性研究者が日本の奥地を旅するの、これは読んでみたいです。
読書にラムレーズン・ショコラを食べながらと、いいですね。
美味しそうですね。
Commented by ukico32744 at 2018-11-14 16:44
> シェルさん、
大内宿は、会津の観光の中には必ず含まれているところですよね。
写真でしか見たことないけれど、風情があって、一度行ってみたいところです。
イザベラ・バード、女性でありながら、文明開化のかけらもない東北の奥地を
よく歩いたものですよねぇ。
イトウの全身全霊のサポートもあったものの、不屈の探求心は素晴らしいと思います。

Commented by ukico32744 at 2018-11-14 16:50
> seadream_tさん、
ラム入り東京たまご情報、ありがとう♪
そのお菓子は東京駅限定なのかしら。
羽田には置いてないのかな。調べてみますね。
あらまっ!、中止ですか?
出張帰りなら、旅費が浮きますよ~(笑)。勿体ないですね。
でも、今度ゆっくり行ったほうがいいですね。
シットリ雨ならいいけれど、ザーザー降りならどーしよ。
お天気ばっかりは、気を揉んでもどうしようもないです。(^-^;
Commented by ukico32744 at 2018-11-14 16:58
> Mさん、
興味深いお話でしょ?
イトウはその後、外国人対象のガイドの組合を作って、ガイドの元祖とも云われてるかた
なんですよ。
国賓などの通訳もされたらしいです。
イザベラ・バードとの旅で、どれほどの刺激を受けたかわかりませんね。
謎解きものとしても面白いので、チョコ摘まみながらの読書はサイコーです。(^-^)

Commented by mypottea3 at 2018-11-14 20:17
こんにちは!
今さらの感想で ごめんなさい m(__)m
25年前にイザベラバードのこの書物 読みましてね、アジア人を何と思うかと 立腹しまして、で 捨てました。が、こんなに深い内容だったんですね。
続きのシリーズも読んでみたくなりました
m(._.)m
浅はかな私 深く 反省中です。貴重なご教示ありがとうございました ! 深いです!
Commented by ukico32744 at 2018-11-14 20:55
> mypottea3さん、
いえいえ、わたしは「イトウの恋」のイザベラ・バードしか知りませんから、
mypottea3さんが以前読んで感じた感想がそうなら、あながち間違ってないかも
しれないですよ。
イザベラ・バードは、紀行に残していることは、本当にそう感じたことを書いてると
思います。
わたしもいずれ、日本奥地紀行も読んでみたいと思いまーす。(^-^)
Commented by harumimi1121 at 2018-11-14 22:15
早速「イトウの恋」借りて来ました!
あと少しで読了となりそうです。
教えて下さりありがとうございました。

それから私も「日本奥地紀行」読んだ時に
日本人の容姿を表現した部分にとても驚きました。ヽ(`Д´)ノプンプン
Commented by 01914383i53678 at 2018-11-15 07:26
再再読!
ukicoさんにとって、忘れられない一冊なんですね。
そういう本は、大切にそばに置いておきたい。
良くわかります。
Commented by kojiroumam123 at 2018-11-15 09:25
読書家の皆さんの間に挟まって恐縮ですが・・
非読書家の私、イザベラ・バードさんとイトウさんに 興味深々です。
是非ドラマにして頂きたいです。
Commented by ukico32744 at 2018-11-15 14:13
> harumimiさん、
こちらこそありがとうごさいました。
久しぶりに思い出して、また「イトウの恋」を読んでみました。
「日本奥地紀行」の記述はやはり辛辣でしたかぁ。
でも日本人にしてみれば西洋人は、獅子鼻の妖怪人間に見えたかも(笑)
このさい、ジャーニーボーイも読んでみませんか?(^^)


Commented by ukico32744 at 2018-11-15 14:20
> ちぃさん、
ちぃさんも、お気に入りの本あるでしょ?
みな、それぞれ自分自身だけの大切な本がありますよね。
仕舞い込んで暫く忘れてたけど、ブロ友さん「日本奥地紀行」で、あのイザベラバードだっ‼って、引き出しの中から、引っ張り出しました^^;
Commented by ukico32744 at 2018-11-15 14:24
> こじろうママさん、
でしょ?
映画にすると面白いと思うの。
イザベラがマッサンのリタ役の人ので、イトウが関ジャニ(だったよね?)の錦戸くんと、勝手に配役してみました。^^;
Commented by purikitirox at 2018-11-15 19:24
イザベラ・バードって名前だけ聞いたことあります。
またまた罪なうきこちゃんは、私が読みたくなる本を増やしてくれました。
どうしてくれる????笑笑
今日、クロネコさんが2冊届けてくれたばかりなのに。
この2冊は(全巻読むともっともっと長いの)、読むのにかなりの時間がかかると思います。ちゃんと読めたらブログに書きますが…大丈夫かなあ私。

RUMMYの季節ですね。困ったことだ・・・美味しいし。
Commented by ukico32744 at 2018-11-15 22:21
> NOEMIさん、
わたしもね、図書館に予約した本がどんどん取り置きメールが届いて、どうしよう!
って感じです。
もったいないけど、1~2冊は諦めて、また順番後ろに回してもらいます💦
NOEMIさんは本読むの速いじゃないですか~。
その2冊、あっという間に読んで、報告してくれると思うな。
NOEMIさんに辞書に不可能の文字はなーい!(笑)
Commented by momoseke at 2018-11-16 04:55
uki さん読書の達人やわ。
教えてもらうこといっぱいあるわ〜

ほんでも仕事して旅行して家のことして
ガンガン本を読んでるuki さん
どうなってるの?
寝てる時間あるの?
Commented by ukico32744 at 2018-11-16 16:36
> モモセさん、
寝てる寝てるわよ~。
この歳になると睡眠とらないと、やってけないです💦
是が非でも自分時間作ってやる!という意気込みで、暮らしてますよ。
そのためには毎日全力投球!って言い方、カッコ良すぎだわね(笑)



Commented by ejichan555 at 2018-11-18 09:57
おはよう。
「イトウ」って、あの魚のことかな?と思ったけど、そんなわけないか。
「イトウ」っていう青年なんですね。
タイトルでドキッとするのは面白い内容かなと勝手に思ったりして。
冬の夜長にでも読んでみようかなと。
Commented by ukico32744 at 2018-11-18 17:52
> エジちゃんさん、
「イトウ」を魚と思うのは、かなり釣り好きですか?(笑)
通訳イトウは、イザベラ・バードの旅案内をした、実在の人物ですが、
この小説は、まったくのフィクションです。
もしよろしかったら、長すぎる冬の夜にどうぞ。(^-^)

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