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ある日の読書『凍原』

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凍原 桜木紫乃
                                        
今日の札幌は最高気温がなんと21℃だったそう。
わたしが住んでいる札幌の隣り町であるK市は、それほどは上がらず18℃。
しかし、この時期にしては幸せ感じる陽気である。
東京より気温が高くなるマジック現象は、年に何回かあるのだけど、
今日もそんなマジックな一日。
”桜咲く”が、近くまで来てる。そんな感じも。
                                        
そんな温かな日に「凍原」とはね、と思う。
「凍原」とは、北海道の木々の生えることがない荒涼とした広い土地のことで、
「ツンドラ」と云ったほうが、イメージ湧くでしょうか。
                                        
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湿原に足を取られて死んだ者は土地に還ることも出来ず、永遠に水の中を彷徨っている。
釧路湿原で発見されたサラリーマンの他殺死体。
被害者が開けてしまったのは、64年も前に封印されたパンドラの箱だった。
       Google books より
                                        
                                         
この小説は64年前、17年前、現在と、ストーリーが三つの柱で成り立っていて、
その三つのストーリーは、いつかどこかで合致するのだろうと想像しながら
読み進んでいく気持ちは悪くないものだった。
そして後半。
ストーリーは一気に絡み合って結末となる。
                                        
悪くないな、という気持ちは、クライマックスで「❓❓」。
はてなマーク2つつくくらいで、満足度が下がってゆく~という以外な結末。
                                        
伏線が上々だっただけに、クライマックス、少し強引かな、とも思う。
まさかの急展開は「雑」な感じがしなくもない。
あと10ページくらい、丁寧な「心情心理」が必要だったかも。
                                        

で、あったにしても、
やはり北海道に根ざして、ふんだんに北の空気感醸し出す桜木紫乃さんの小説は存在感絶大です。

                                                                               
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「凍原」は、ブロ友さんのリクエストで読んでみました。

ブロ友さんの読了感がよくわかりました。

後半、ほんと惜しい小説です。












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Commented by the-noir-119 at 2019-04-17 19:02
ukicoさん、こんばんは。
凍原を読んでいただき、ありがとうござます♡
私が表現できなかったモヤモヤ感を、上手に言葉にしてくださいました!
そうなんです、最後が…ね。
読書家のukicoさんの言葉を聞いて、私の気持ちがスッキリしました〜

札幌駅に行くと、顔のわからないukicoさんを探してしまいます!笑
Commented by sakae2009 at 2019-04-17 20:49
北海道で21℃ですか。
我が方は20℃いかなかったと思います。
ストーブつけていました、近所の人も言ってみえました。
今はついていません、部屋が温かくなったので切りました。
肌寒い日でした。
Commented by miqu_7cd at 2019-04-18 06:06
そう、最後が物足りないですね。
こんなんで~動機が弱い気がしました。

でも、釧路の街と再会したような気持になって
懐かしさで読み進みましたよ。
Commented by M at 2019-04-18 13:06 x
凍原というタイトルと釧路湿原で発見された他殺死体と、
内容がすごくイメージがマッチしてますね。
北海道が舞台となった小説なんですね。

昨日、全道的に気温が上がってたようですが、稚内はたったの11度でした。
姪っ子のところの名寄は21度まで上がったようです。
うちの庭にやっとクロッカスが咲きました。それと水仙が咲きそうです。
でも、明日また、気温が下がるそうです。😭

P.S とうまん!知っていますよ。食べたことあります。
  美味しいですね。好きです。
Commented by ukico32744 at 2019-04-18 15:42
> noirさん、
このblogを書いたあと、ちょっと調べてみたのですが、桜木さん、「凍原」を文庫化する際、
けっこう書き直しているみたいなんです。
桜木さん曰く、肉じゃがをカレーにしたような感じで、と。
文庫には「北海道警釧路方面本部刑事第一課 松崎比呂」という
なが~いサブタイトルが付いてます。
このサブタイトルになにか意味付けあるのか、単行本中に書かれてることが
文庫では省略しており非常にわかりづらい、と誰かのレビューにありました。
noriさんは文庫のほうを読まれたのではないですか?
わたしは図書館で単行本を借りて読んで、ラストの持っていきかたに無理があると感じましたが、それ以前に、文庫にはストーリー自体の不明部分があるのかもしれないですね。
でも、桜木さん、嫌いじゃないので、全体は面白かったですよ。
また何かいいものあったら、教えてくださいね。

お互い惹きつけ磁石を持ってたらいいのにね(笑)



Commented by ukico32744 at 2019-04-18 15:47
> sakaeさん、
今日も暖かいですよ~。

まぁ、そちらでストーブですか⁉
それは寒い一日でしたね。
気温の乱高下はカラダには堪えますね。
今年は随分上がったり下がったりが激しいですもの。
Commented by ukico32744 at 2019-04-18 15:57
>MIZUKIさん、
MIZUKIさんも読まれましたか⁉
そうなんですよね、丁寧で巧みで上手い筋立てに引き込まれました。
特に樺太から命からがらで引き上げた長部キクの話などは。
ラストがほんと物足りなさを感じましたね。
動悸が弱い!まったくその通りです。

桜木さん、出身が釧路だけあって情景描写がリアルですよね。
いろいろ読んでみたい作家さんです。

Commented by ukico32744 at 2019-04-18 16:12
> Mさん、
この小説の舞台は釧路ですけど、きのうの釧路、珍しく気温が上がりましたね!
真夏でも20℃ちょっとな土地なのに、きのうは20℃くらいあったみたいですね。
稚内は11℃でしたか~。(^^;
こちらでもクロッカス咲いてます。水仙ももうじき。
お花のスピードは同じくらいですね。

「とうまん」、知ってて良かった。
前は札幌駅下のアピアの富士屋さんでは製造してる様子を窓越しに見れたけど、
今もやってるかしら。
あれ見てたら飽きないです(^^;

Commented by kojiroumam123 at 2019-04-18 21:11
北海道、昨日は、ことのほか暖かい日だったようですね♪
いつもとは違った UKIさんの複雑な読後感は、
読まない私の心持も・・何て言ったらいいか・・持っていかれました~!
Commented by ukico32744 at 2019-04-19 17:16
> こじろうママさん、
今日は朝から雨模様。
予報も「寒さぶり返し」だったのですが、昼頃から晴れてきて
まぁまぁなお天気です。お日様が射すと暖かさ感じますね。

読んだもののイマイチ不透明のブロ友さんがいらっしゃったので、
「どれどれ」という感じで。。
ラスト良ければ全て「良し」なんですけどね~。ほんと惜しいです。
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by ukico32744 | 2019-04-17 18:35 | ある日の読書 | Trackback | Comments(10)

見たり読んだり感じたり。。思いのままに綴る日々の雑記帳です


by ukico
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