2018年 06月 15日 ( 1 )

ある日の読書『青空と逃げる』

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青空と逃げる  辻村深月


姿を消した父親。
疑心、恐怖、そして怒り。
母親と息子の逃避行が始まった。


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図書館の二週間の貸出期間中に、すべて読むことができなくて、
ラスト数十ページを残して、時間切れで返却した。

こういうことも、けっこうあったりします💦

仕事がお休みで、朝から映画を観ようと出かけた日、
映画→お友達とランチ。そして友達とバイバイしたあとは、
ブックスカフェに入って、「青空と逃げる」の読み残したクライマックスシーンを読むことにした。

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とある事情で、東京から離れなくてはならなくなった母早苗と息子の力は
四万十、家島、別府、仙台と、追手から逃げるように転々と流浪する。

ここにいて。もう、ここから出て行っちゃだめ!と、読みながら願う。
その土地土地で、早苗と力を、温かく包み込んでくれる人たちに出合うのだ。

何故そんなに逃げなくてはいけない?あなたたちは何も悪くなにのに。

アメリカドラマ「逃亡者」を観たときのような気持ちになって、
ハラハラもしたり。

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わたしが一番ココロを掴まれた土地は「別府」。
ここで、ずっと暮らしてほしいと感情移入した。

そこから、また、違う土地に逃げて、貸出期間終了!チ~~ン💦

続きを。この二人の行方の先を、絶対読みたいと思うでしょ。

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ラストへ向かうにつれて、全てまあるく、いいほうへ治まってゆくのだけど、
こんなに辛い放浪しておいて、あんなにいい人達と、泣く泣くお別れして、
波乱万丈な割に、ラストがあっけないかな。 


自分のハラハラした気持ちの持ってきどころも無くなって困ってしまった。


気丈な早苗と、放浪するたびに逞しく成長していく力に、
これ以上辛い目は合わせたくないという、作家さんの親心と思うことにしよう。

「青空と逃げる」、面白かったです。





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by ukico32744 | 2018-06-15 18:05 | ある日の読書 | Trackback | Comments(12)