2018年 08月 17日 ( 1 )

ある日の読書『慈雨』

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慈雨  柚月裕子


慈雨(じう)とは、程よい時に程よく降って、
草木や作物を潤し育てる「恵みの雨」という意味らしいです。

「程よい時に程よく降って、、」という、気の利いた雨、最近降ってないような気がしません?

降ったら豪雨や長雨。その果ての災害で、恵みの雨には程遠い歓迎されぬ雨ばかり。

北海道もお盆期間中、秋の長雨のような、ずっと雨続きでした。

いつからかお盆は休息の期間ではなくなり、人を迎えて、もてなす立場となりました。
「仕事する人」と「もてなす主婦」の二刀流の数日で、読書のペースも滞り気味でしたけど、
そんなときこその唯一の息抜きなので、寝落ち前の1,2ページ(少な!)が至福の時間です。


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刑事を定年退職した主人公は、妻と四国お遍路の旅に出る。
42年間の警察官人生の中で起きた事件の中に、深い後悔と罪悪感を抱えることがあり、
退職しても心の傷は癒えることがない。
巡礼の旅は懺悔の旅でもあるが、その旅の途中、心に傷を残した事件と酷似した事件が勃発した。


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定年退職後、第二の人生を迎える前に巡礼の旅をするというストーリーは、
その世代である人には、なかなか魅かれる内容です。

しかも、それに事件が絡んでくるとなると、サスペンスとしてのドキドキ感もあり、
一粒で二度おいしい、グリコのアーモンドキャラメルのような味わいの小説です。

ただ、如何せん、主人公の雰囲気が重たすぎ。
どんよりした空気を纏ってます。
一人で不幸をしょい込んじゃった人、みたいな。

根っからの刑事と、根っからの刑事の妻。
そんな妻でないと、この人とはやってけないな。ワタシは無理無理💦
って、思いました。

ヘンな感想で終わります (^^;



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by ukico32744 | 2018-08-17 17:44 | ある日の読書 | Trackback | Comments(22)