2018年 11月 09日 ( 1 )

ある日の読書『一度だけ』

f0315332_17400222.jpg


一度だけ  益田ミリ


ひな子と弥生は、独身アラフォーの姉妹である。
派遣社員と介護職のふたり。
現実は未来予想図とは違い、厳しいものだけど、
理想の生活を捨てたわけではないのだ。

ひな子はリッチな叔母のお伴でブラジル旅行に出かける。
弥生は、ひな子の旅行中の間に、毎日ひとつ、新しいことをやってみようと試みる。

それぞれ非日常を味わう一週間である。

一週間の、ちょっとした冒険で、二人は気持ちのバージョンアップをしたようだ。

ままにならないことも多々あるけれど、今ある日常を受け入れ、
その日々を愛おしいと思わなければ、苦しい顔つきの自分と、
毎日戦わなければいけない。
現実をしっかり踏みしめた先に、何かが待ち受けていることがあるのだから。

というような感情へシフトするのは、バージョンアップと言ってあげたいね(笑)

二人の母親は誰に相談するでもなく、60代にして、スルリとやりたかったことを成し遂げる。
コツコツ貯めた「へそくり」が、役に立つ時が来た。(^-^;

「満を持して」って言葉があるけれど、潮が満ちる時は人それぞれなのだ。

.....................................

二日くらいで、サラサラ読めた本です。

ミリさんの、心理をあまり深く掘り下げない、あっさりした文章が好きなのです。


















[PR]
by ukico32744 | 2018-11-09 10:00 | ある日の読書 | Trackback | Comments(12)