ある日の読書『その話は今日はやめておきましょう』


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その話は今日はやめておきましょう   井上荒野(いのうえあれの)


趣味のクロスバイクを楽しみながら、定年後の穏やかな日々を過ごす昌平とゆり子。
ある日、昌平が交通事故で骨折し、家事手伝いの青年、一樹が通うようになる。
息子のように頼もしく思っていたが、ゆり子は家の中の異変に気づく…。



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この小説、事件とか、殺人とか、暴行とか、物騒な言葉は、出て来ないし、
サスペンスでもミステリーでもないのだけど、
日常の中で、ありえる危うさを凄く感じてしまって、
読んでる間中、ザワザワ感が拭えなかった。

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分別のある72才と69才の夫婦が、素性も良く知らない青年を信じ切ってしまうことは、
傍から見ると、ありえないことなのだけれど、
小説を読んで行くと、「あー、あるかもしれないね~」と思っちゃう。
世の中、正しほうだけ見て歩いてきた人は、人を疑うことは、
自分を否定することと同じなのだ。

一方、気分にムラがあり、仕事が長続きせず、何をやってもうまくいかないと、
常に世の中の隅っこにいるような気がしてならない一樹。

昌平とゆり子のことを、心の中で「じいさんばあさん」と呼んでいる。

ある日悪気がないのに、やってしまったこと。
悪気がないのに、やってしまったことは、悪いことなのだろうか。

一樹は、歪んだ正当性から、さらに大胆になっていくのだ。


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新聞の書評を読んで、とても興味が湧いた小説です。

井上荒野さん、前に数冊読んだことがあると思ってましたが、別人28号!(笑)
他の作家さんと勘違いしてたみたいです。

ウィキペディアなどでこの作家さんを調べると、荒野さんのお父様は、小説家井上光晴でした。

井上光晴は、瀬戸内寂聴さんと、ただならぬ恋をしたかたで、
寂聴さんが仏門に入ったのは、井上光晴さんと別れたため、らしいです。

それは、それ。
この小説とは、ぜんぜん関係ない話ですよ。



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# by ukico32744 | 2018-10-15 18:07 | ある日の読書 | Trackback | Comments(14)

ある日の読書『きのう、きょう、あした。』

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きのう、きょう、あした。  つばた英子

英子さん、新しい家電を、少しづつ揃えているようですよ。
娘さんが心配して、揃えてくれるようですが。。
ホームベーカリーもその一つで、パン好きの英子さんには
実用的で嬉しいですね。

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ひでこさん、ご主人の修一さんが亡くなって、しばらくぼんやりした日々を過ごしていたみたいですが、
気持ちの中で、何かが小さく弾けたのでしょう。
いえ、弾けたというか、気持ちにケリをつけた、というのが
合ってるかもしれないです。

修一さんがいなくなったことを受け止め、また前のような暮らしを始めた英子さん。
土を耕し、作物を育て、収穫していただくという暮らしのリズムが、
英子さんのカラダにしっかり沁みついていて、
そうすることが、ご自分の元気を取り戻すことであり、
修一さんの意志を次の世代に繋なぐことだと、
働き者の小さな背中が、語っているようです。

「居酒屋ばぁば」で共演した希林さんが、鬼籍に入り、
英子さん、気落ちしてないか少し気掛かりです。

英子さんと希林さんは、共感しあい共鳴しあっていたように見えて、
共演後も、なにかしらの交流があったのではないか、と想像ですが、
きっとそうだと思うんです。








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うちのホームベーカリーは、お義母さんからの借り物ですが、
けっこうヘビロテしてます。

英子さんのパンと膨らみが違うよねー💦

と、モタモタ写真に撮ってるうちに、ますます萎んでいく、我れのパンなり。(^^;





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# by ukico32744 | 2018-10-12 22:30 | ある日の読書 | Trackback | Comments(18)

ある日の読書『痛い靴のはき方』

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痛い靴のはき方  益田ミリ

数冊図書館から借りてきたとき、あなたなら、何から先に読みますか?

やっぱり、一番ワクワクするものから、でしょ!?

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益田ミリさん。
イラストレーター。40代後半。
未婚。彼氏あり。
旅とおやつで、自分の世界は回っている気がする、とエッセーに書いてある。
確かに、旅とおやつの話題が多いわ。

人とのお付き合いで、イヤなこともあるでしょ。
気の乗らない仕事もあるでしょ。
いいことと良くないこと、絶妙なバランスの大人社会を、わたしたちは過ごしているのだけど、
マイナス部分は、さておき、主に、幸せと感じる部分に焦点を当ててみた、

そんな感じのエッセーです。

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日常は感じ方で、面白くもなったり、つまらなくなったりもするもの。
どうせなら、わたしの日常をつまらないものにしたくない。

なので、日常の足あととなるblogも、つまらないものにさせないように
書いていきたいなぁ、と思うけれど、さて、どうだろうか。。




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# by ukico32744 | 2018-10-09 18:38 | ある日の読書 | Trackback | Comments(20)

ある日の映画『食べる女』

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映画「食べる女」には、演技も美貌も旬な女優陣が、たくさん出演していますが、
ポスターの半分をキョンキョン(小泉今日子)が占めているということは、
主役はキョンキョンと思われます。

キョンキョンは、この夏から二年間、プロデュース業に専念するらしく、
しばらくお目にかかれなくなるので、見納めキョンキョンということで、
この映画を観てきました。

キョンキョン演じる「とんこさん」は、
とんこさんちに集まる女性たちの身に起こるいろいろを
大らかに見守り、心の疲れを癒す「止まり木」のような存在。

実生活でも、そうなんじゃないかな~、と思うの。
キョンキョンって。





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キョンキョン、2年間お休みということは、
大好きな鎌倉ドラマ、「最後から二番目の恋」の続編も、当分期待できないってことなんだわ。


とても残念だけど、誰にでもブレイクタイムは必要よね。

滋養を取って、新しい方向へ精力的に活躍してほしいです。








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# by ukico32744 | 2018-10-07 17:00 | ある日の映画 | Trackback | Comments(12)

ろうがんきょうを買いに

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57才9か月にして、老眼鏡を作りました。

わたしは瞳が茶系で、青白い顔の色素薄い系なので、
濃い色のフレームは、顔に合わないみたい。

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車の運転と遠くのテレビや映画のスクリーンを観るときに、
近視のメガネをかけますが、ふだんは裸眼で過ごしてます。

少しづつ、本や新聞が読みづらくなったり、スマホの小さな文字が苦手になったり、
寄る年波に勝てない現象が、じわりじわりと出てきました。

見えずらいのが当たり前と思うと、あまり苦痛と思わずにそれなりに過ごしてたけど、
文字を書く時に手元の焦点が合わなくなって、へんてこりんな文字を書いちゃってる。

これは「大の大人」として、恥ずかしいことです。

これが決定的原因で「ろーがんきょー」作ろっかな、って、決心しました。

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遠近両用や、今は中近っていうのもあるらしいけれど、
ふだん裸眼で過ごしてるわたしには、老眼専用でいいでしょーよ。


新聞とかスマホとか、もう見える見える。見え過ぎて気持ち悪いくらいです。(^^;
(はるか前に見え過ぎちゃって困るの~♪とかいうCMあったな 笑)


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旅のガイドブックって、字が小さいでしょ。

きのうまで悪戦苦闘して読んでたのが夢みたい。

とってもクリア。






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# by ukico32744 | 2018-10-04 08:43 | 半径日常 | Trackback | Comments(24)

地震とか台風とか防災とか

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台風のあとは、だいたい、いつもこんな青空と決まっている。

緊張した一日のあとに、のどかな青空が可笑しいくらい。


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9月初めの強力な台風は、未だかつて経験したことのないような傷跡を残して去って行き、
その記憶もまだ新しいところに、今回の台風です。
何事もなく通り過ぎるのを、身を固くして待ちます。
そして、気が一気に緩むほど、何事もなく通過していきました。

地震の余震も、度々あって、そのたびに「ギョッギョ‼」

わが家の防災対策を早急に整えなければいけません。

とりあえず、お風呂に水、貯めておこうよ。(←基本中の基本だ!)

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うちはマンションなので、この間の地震の際、停電の上に、洩れなく断水が付いてきました。

マンション自治会のお便りの中では、エレベーターの非常用バッテリーを設置するとなると、
費用として、一台2~300万円、全体では2000万円以上必要とのこと。
また、給水の非常電源で行える設備に整えるとなると、膨大な費用が見込まれ、
すぐには解決できないということでした。

それは、ごもっともなことなので、個人個人で、出来る限りの災害対策しなければいけないのでしょう。

もちろん、10階まで上がり下がりする、脚も鍛えなければいけません。
(ちょっと自慢しますが、前からわたし、一日一回は階段で上がるように心掛けてます。)

オットと相談しながら、ランタンや給水防災タンクやスマホ充電器を、ネットでポチリました。
今回の地震が教訓となり、これらは早急に絶対に、必要不可欠なものです。
(ネットでも、防災関係のものは入荷待ちだったりして、
今はすぐ手に入らないものもありますね。)


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このラジオ、父の形見のようなものですが、地震の時、とても役に立ちました。
停電、スマホも使えず、このラジオからの情報が全てでした。

わたしの手元にある父のものは、これ一つ。
まっこと、良か働きをしてくれましたぁ。(←西郷どんふうに読んでほしい 笑)

ちなみに母のところにあるトランジスタラジオは、デイサービスの皆勤賞で
いただいたものでした。
皆勤賞バンザイ‼

非常時のラジオ、必需品ですね。

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先月の大きな地震の際、すぐ停電に陥り、母のベッドの側には「明かり」がなかったのですが、
仏壇の電池ろうそく(電池で明かりが付くタイプのです)が地震で転がって、スイッチが入ったみたいで、
足元を照らしてくれたと、母が興奮気味で話しました。

父があの世から、母をサポートしてくれたというのです。

あらま、涙ホロリな美談がひとつ出来た~。(笑)

わたしは、父がそんな気が利くタイプには思えないので、涙ではなくて笑いを押さえて
母の話を聴き入りました。

まっ、そういうことにしておきましょーかネ。(^^;



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# by ukico32744 | 2018-10-02 20:41 | 半径日常 | Trackback | Comments(18)

ある日の読書『生きるとか死ぬとか父親とか』

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生きるとか死ぬとか父親とか  ジェーン・スー

20年前に母を亡くし、気が付けば父は80才、娘(ジェーン・スー)は40代半ば。
一時は絶縁寸前までいったけれど、いま父の人生を聞いておかなければ、一生後悔する。
父と娘をやり直すのは、これが最後のチャンスかもしれない。(本の帯より)


先日、北海道のFMラジオにゲストとして出演されてた番組を、たまたま聴いて、
歯に衣着せぬ語り口調が魅力的で、
このかたの本、はやく読みたいな、と待ち焦がれていた一冊です。

ジェーン・スーさんって、予備知識まったくなくて、名前からして台湾か香港のかた?と思いきや、
正真正銘の江戸っ子で、お仕事は作詞家、コラムニスト、そして、
ラジオのパーソナリティもやってらっしゃる。
どうりで、感心するほど「喋り」が上手だったわけだ。


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多忙なジェーンさんとジェーンさんの父は、20年前に亡くなった「ママ」のお墓参りに
連れだって行くのが、ずっと習慣になっているようだ。
墓参りのあとは、ファミレスで休憩。
これもずっと習慣になってること。

とても仲がいいと云える間柄ではないにしても、
やはり高齢の父のことは気がかりで、何かにつけて父を誘い出し、
ご馳走し、買い物をし、父のご機嫌を取りつつ、父の人生を聞き出していく。

このお父さん、一筋縄ではいかない、やんちゃなお父さんで、
ジェーンさんが手綱を緩めると、金銭面でけっこう暴走しはじめるようだ。
緩めたり、ギュッと締めたりしながら、上手く操縦してる様子は
20年前に亡くなったママの気質を、そっくりそのまま受け継いでるのだと思う。

ママのことを大好きだったお父さんは(ほかにも女性関係は多い人だったようだけど)、
心の中で、そんなジェーンさんをママに重ねて見てるようにも思えたり。。


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ジェーンさんとお父さん、お互いにキャラが立つ性格で、ああいうえばこう言うの
やり取りがとても面白い。
その場その場の臨場感もあって、文章を書いても、言葉にして語っても、
とても頭がいい人なんだわ、良くわかる。

なにしろ、この本の活字がやや大きく、行間が広くて、とても読みやすかったのだ。

近ごろは、ここもまた重要視しなきゃいけない所です。(^^;








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# by ukico32744 | 2018-09-30 07:49 | ある日の読書 | Trackback | Comments(12)