カテゴリ:ある日の映画( 51 )

ある日の映画『万引き家族』

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映画「万引き家族」が、カンヌ映画祭のパルムドール(最高賞)を取ったのは二か月前ですが、
もう、久しい気がします。
満を持して、というか、今日やっと観に行くことができました。

話題の映画だけに、評判が先行しすぎて、わたしの期待もかなり膨らんでパンパンな感じ。

とても観たかった映画だったので、充分満足しました。


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やはり2004年にカンヌ映画祭で絶賛された、是枝監督の「誰も知らない」と比べてしまうのですが、
「誰も知らない」を観た時の衝撃は圧倒的なのでした。

ネグレクトで母親がいなくなり、子供たち4人で生きていくという、実話をもとにして作られた映画は、
長男役の柳楽優弥は14才にして、日本人初のカンヌ映画祭で最優秀男優賞を取ったという凄さ。

救いようがない内容に、痛々しいけれど逞しい子供のピュアさが、光ってました。


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映画館は涼しかったけれど、今日は暑いわね~と、
終わったあとにアイスコーヒーで、喉を潤す。

飲みながら、ラストを思い返して、結局不幸を上書きしただけか~、と思う。

儚い誤魔化しの幸せが、これから子供ふたりに大きな影響を与えるのは確か。

エンドロールの曲調が、妙に心に引っかかった。


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by ukico32744 | 2018-07-27 19:38 | ある日の映画 | Trackback | Comments(18)

ある日の映画『モリのいる場所』

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近ごろわたしのマイブームは樹木希林さんである。

嬉しいことに「モリのいる場所」「万引き家族」と立て続けに出演映画が公開されて、
希林さん、宣伝のためにテレビにもちょいちょい出てらっしゃる。

芸能界では希少価値、絶滅危惧種と勝手に分類してるワタシ。
希林さんの役どころと、希林さんご自身にも、目が離せないのだ。

とかく、色褪せぬ若さが、もてはやされている昨今、
50代以降の主演クラスの女優さんは、いろいろやり過ぎて表情がなくなっているし、
役者として面白味に欠けているって、感じるのはワタシだけではないはず。ねっ⁇(^^;

真の女優魂を見せておくれ!って、思うの。(笑)

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30年ほとんど家を出ることなく、庭の植物昆虫などを観察し、描き続けた、熊谷守一さんは
「画壇の仙人」と呼ばれている。

97才でなくなるまで生涯現役だったの熊谷さんの、晩年のある一日を描いた作品で、
希林さんは、50年以上連れ添った奥さん役である。

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映画のイメージからして、寝てしまいそうな気がしたので、朝一番の回で観ることにした。

が、結果しばしば寝てしまった。
いい意味で、子守歌のような映画なの。

モリの一日は長い。うつらうつらして目が覚めても、まだ庭を徘徊するモリの一日は継続中。
変わらぬ一日が、こんな安堵をもたらすなんて。。

希林さん演じるモリの奥さまは、モリの時間を早送りさせることはないけれど、
ピンポイントで、モリに刺激を与える人。

希林さんでなければならない役柄である。

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福音館書店のこの絵本、お子さんが小さい時に、読んで聞かせたかたもいらっしゃるはず。

これ、熊谷守一さんが書いた絵本です。











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by ukico32744 | 2018-06-13 19:10 | ある日の映画 | Trackback | Comments(10)

ある日の映画『君の名前で僕を呼んで』

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時々聴くラジオのパーソナリティーが、この映画素晴らしい!と熱く語ってたので、
なんだか興味が湧いて、観に行ってきました。

北イタリアの避暑地のひと夏の恋。

季節限定の恋は、終わりがあるだけに、急速に燃え上がるのね。

この映画の素晴らしいところは、風景や背景や、全編に流れるピアノのBGMとか、
ストーリーを引き立てるものが主役級というところ。

男の子二人の恋といっても、間違いなく涙の正統派ラブストーリーで、
もう少しパンチやスパイスが欲しい、と思ったのは、わたしが年を取った証拠でしょうか。(*_*;


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ここの映画館のマスコット的なロボット、Pepperくん。

映画のポスターの写真を撮っていたら、こっち見て何か言ったの。

よく喋る子なのよ、この子。(笑)




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by ukico32744 | 2018-05-09 23:04 | ある日の映画 | Trackback

ある日の映画『シェイプ・オブ・ウォーター』

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シェイプ・オブ・ウォーター


今年のアカデミー賞作品賞を取ったこの映画、札幌では数か所でロードショーされてましたが、
いよいよ来週で上映が終わってしまいそうです。

今札幌で上映してるのは、小さなミニシアターのみ。
それも一日一回上映で、17:10開始のトワイライトな時刻から。

主婦にとっては、お出掛けしづらい時間帯ではありますが、今日はオットが飲み会で帰りの遅いのです。

仕事を終え、母のご機嫌伺いをして、それからでも充分出かけられる時間です。

わたしにとって、今日13日の金曜日はラッキーフライデーとなりました♪


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研究材料として囚われた半魚人と、幼少期のトラウマで声が出ないイライザとのラブストーリー。

言葉を理解できない不思議な怪物と、言葉を発せないイライザが、一個のゆで卵で、
心を重ね合わせるシーンが美しい。

「エッグ」をイライザが手話で表すと、程なく怪物も「エッグ」を手で表すようになるのだ。

人間の卑しさ愚かさを、強い感受性で察してしまうイライザは、
本能のまま、純粋なままの不思議な生物に、強い好奇心を持ち、惹かれていく。


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水に漂う浮遊感付きの体感映画とも云えるくらい、ぷかぷかな感覚が尾を引きます。

一日の「いろいろ」という波風が、和らいでゆくような感覚は、
多分夕方に観たせいもあるのでしょう。


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イライザ役のサリー・ホーキンス、凄い美女というわけではないけれど、
佇まいが好きな女優です。

手話の指先がとても美しくて、見惚れました。

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サリー・ホーキンス主演の「しあわせの絵具」も、実はシェイプオブウォーターよりも観たかったのですが、
もう終わってしまいました。

今はもう、全国でも数か所しか上映されてないのですが、
「あっ、うちの近くでやってるよー」というかた、
是非、観てほしいです♪


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by ukico32744 | 2018-04-13 23:48 | ある日の映画 | Trackback | Comments(14)

ある日の映画『blank13』



 

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スリー・ビルボードを観た日、blank13も観たのだった。

映画のハシゴは初めて。

観たい映画オンパレードであったけれど、
観たい優先順位はさておき、
時間的に効率良く観れるベストな組み合わせの、この二つに決定!

blank13は、70分と、映画としてはかなり短めなのと、
邦画洋画と毛色が違うので、
二本連続で観ても、集中力が途切れることはないかとも思ったのだ。



斎藤工が監督(出演もしてる)、高橋一生が主演という、今をときめく二人と、
ダメ男をやらせたら、ピカ一のリリーフランキーさんが親子。

父は突然家を出て、音信不通となって13年。
13年後に会ったときは、すでに余命わずか。

家族は父との13年ものblankは埋められるわけがなく、
父が亡くなってから、自分たちが知らない父のひととなりを知ることになる。





やっぱり映画で70分は、描き切れないのかなーと思った。

気持ちを抑えた抑揚のない場面が多いので、それはそれでいい味なのだけど、
全体的に心情が説明不足がような気がして、物足りなさを感じた。

ダメ父リリーさんの、本領発揮部分がもっと観たかったな。(笑)


好き勝手言ってるね、わたしったら。(^^;


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by ukico32744 | 2018-03-19 19:06 | ある日の映画 | Trackback

ある日の映画『スリー・ビルボード』

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今日は映画のハシゴをしてきた。

いつもわたしに映画の刺激をチクチク与えてくださる、
ブロ友のこじろうママさん、
これを↑観てきましたよ!



今年のアカデミー賞の主演女優賞ほか、いくつかの賞をとったスリー・ビルボード

アカデミー賞作品賞を取った「シェイプオブウォーター」も気になるところだけど、
先に上映が終わってしまいそうな、スリービルボードを観ることにした。



主人公は、7カ月前に何者かに娘を殺されたミルドレッド。

犯人は一向に捕まらず、捜査状況に腹を立てたミルドレッドは、
片田舎の道路沿いの大きなビルボードに、警察への挑戦とも取りかねないメッセージを出す。

このメーッセージが、街を混乱させ、ミルドレッドは孤立していく。



ミルドレッド、娘を突然奪われた気持ちは、心から察するに余りあるのだけど、
何しろ発言が過激、行動が暴走する。

ミルドレッド、共感できない部分も多々あるのだけれど、
切れる包丁のような鋭利な立ち振る舞いは
嫌いになんかなれない。
むしろ好き。(^-^)

ミルドレッド役で、アカデミー賞の主演女優賞を取ったフランシス・マクドーマンド。

頷けます。





ダークな映画だけど、ユーモアのペーソスもあり、
サスペンスだけど、ハートフルな要素もある。
真逆な感じだけど、観れば「なるほど~」と思うはず。


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そして今日観たもう一本は、
自分の備忘録にするために、カテゴリ「ある日の映画」にタイトルを付けて
別に書き留めることにします。


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by ukico32744 | 2018-03-16 19:29 | ある日の映画 | Trackback | Comments(18)

ある日の映画『人生フルーツ&居酒屋ばぁば』

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人生フルーツ&居酒屋ばぁばのドキュメンタリー二本立て。
そして 伏原監督の記念トーク付き。


前売りを買って、楽しみにしてました。

ワタシ、オット、同じマンションに住むお友達。
このトライアングルで出かけることが、たま~にあります。

人生フルーツは、オットは初めて。ワタシ2回目。お友達は3回目です。



「人生フルーツ」は、札幌では月1回のみですが、いまだに地味に上映が続いている、
超ロングラン映画です。

上映一周年を記念した特別上映は、
「人生フルーツ」のスピンオフ作品ともいえる「居酒屋ばぁば」のおまけ付き。
前売りから大人気で、2回上映になったそうです。

札幌の「人生フルーツ」人気は、絶大です。


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「居酒屋ばぁば」は、「人生フルーツ」のナレーションを担当した、樹木希林さんと、つばた英子さんが、
居酒屋で、または英子さんの自宅で、
和気あいあいの女子会をした模様を撮ったドキュメンタリーです。

希林さんと英子さん、個性はずいぶん違うけれど、いいお話の引き出しを
たくさん持ってらっしゃるお二人です。

面白くならないはずはないのです。



英子さん、修一さんが亡くなっても、ときをためる暮らしは進行形。

暮らしの器である、あのお家で、修一さんと暮らした日々の続きを
今も優しく静かに紡いでいます。


ちょっとこう、自分の暮らしが「雑」になってる時って、あるでしょ?

そういう時には「人生フルーツ」思い出してよ。と、
ワタシは雑なワタシに言いたいです。(^^;



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英子さんが土鍋でコトコト煮込んだシチューが、美味しそうだったよね~と、
映画鑑賞後は、お店でシチューランチ。

ほうれん草と卵。茄子とミートボール。豚肉とじゃがいも。

映画の好みは似てるけど、シチューの好みは、三人三様です💦









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by ukico32744 | 2018-02-20 19:15 | ある日の映画 | Trackback | Comments(18)

ある日の映画『オリエント急行殺人事件』

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オリエント急行殺人事件


アガサクリスティーの名作といわれる、オリエント急行殺人事件、
以前にも映画化されてます。

結末知ってるし…のかたも、たくさんいらっしゃるでしょう。

ワタシ、幸い?にも、「オリエント急行殺人事件」、今まで観たことも、
読んだこともありません💦

2回目の映画化は、現代的にかなりアレンジして、
スペクタル感が強いものだということだし、
ジョニー・デップやペネロペ・クルスが出演してるということだし、
けっこうワクワクで観に行ったつもりなのですが…… ( 一一)



思えば前日、寝る間際に読んだ小説が、ちょうどクライマックスを迎えたところで、
暴走列車のように、最後まで読んだのがいけなかった……(-_-;)

途中寝てしまったよう…。⤵⤵

大事な乗客の人物像が、
何人か、何が何だか分からないまま、ラストを迎えてしまったんですね。

家に帰ってから、ネットで眠ってしまった空白部分を
穴埋めする作業はトホホな感じです。

きっと、20分くらい、眠っちゃったと思うネ💦





アガサ・クリスティーものは遥か昔に「春にして君を離れ」は読みました。
珍しく探偵も犯人も登場しない小説です。
ストーリー、忘れかけてますが、とっても心揺さぶられたことだけ
覚えてます。
ワタシの数少ない蔵書の中にちんまりと納まっている、この本。
いつか、また読みたいと思ってます。



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by ukico32744 | 2018-01-16 16:10 | ある日の映画 | Trackback | Comments(21)

ある日の映画『探偵はbarにいる3』

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探偵はbarにいる 3



お馴染み「探偵はバーにいる」のパート3を、
お正月休みに、やっと観てきました。

北海道が生んだスター大泉洋ちゃんを主演とし、
北海道出身の推理作家東直己さんの「ススキノ探偵シリーズ」を原作として、
北海道ロケもふんだんに、
北海道色を前面に押し出したこの映画、
昨冬の映画ロケ中から、注目と期待が上昇気流に乗るがごとく上がってましたヨ⤴⤴
(注:北海道限定の盛り上がりですから💦)





今回「わ~っ!」と感動した場面、
ストーリーとは、まったく関係ないところで…

探偵と相方の高田くんが、七輪でホルモンをつつくシーン。
なんか見たことあるような。。
そんで食べたことあるような。。(^^;

そこの店、オットと数回行ったことある「京城屋」という焼肉屋さんだったー。

ホルモンが美味しいススキノの路地裏にある「京城屋」さんは
札幌の老舗の焼肉屋さんであるけれど、B級グルメ感が漂い、
あくまでも庶民的なローカルな雰囲気。

探偵さんと高田さんが、行きそうなお店として頷ける。
リアル感あるある。。(^-^)



最後、相方の高田さんが遠くに行っちゃうって、
この映画もパート3まで?、、と一瞬がっかりしたけれど、
そうじゃないみたい。

そこんとこは、最後の最後で。。

最近の映画は、最後まで席を立たせないように出来てるみたい(笑)

劇場が明るくなるまで、しっかり映画の余韻を楽しみましょう。




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by ukico32744 | 2018-01-09 18:47 | ある日の映画 | Trackback

ある日の映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』

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DESTINY 鎌倉ものがたり


鎌倉に住むミステリー作家一色先生(堺雅人)は、一目惚れというか、運命を感じて、
年の離れた亜希子さん(高畑充希)と結婚した。

幽霊も魔物も住み、不思議な怪奇現象が起こる鎌倉。

一色先生のお家の中も、摩訶不思議なものが納戸に隠されていたりするのだけど、
新妻亜希子さんは、怖がりながらも、とけ込んでいく。

その楽しい生活の最中、亜希子さんは魔物の手に掛かり、
黄泉の国へ旅立ってしまうのです。





確かに、武家の古都鎌倉はその昔、血縁関係なんてなんのその。
「昨日の味方は今日の敵」ということわざは、この時代に作られたのではないかと思うほど、
血で血を洗うような戦が繰り広げられ、今も怨念や邪気が渦巻いているというのは
よく聞く話です。

なので、鎌倉は幽玄の世界観の不思議なお話が、けっこうあったりするのです。






前半は、摩訶不思議なファンタジー。鎌倉らしい、奥深いストーリーと思ったものよ。

食卓に鎌倉の老舗かまぼこ店の「梅花はんぺん」が上がったり、
貧乏神さんへのお茶うけは豊島屋さんの「鳩サブレ」だったりで、
鎌倉にまつわる小物探しも楽しかったりして。。

さて後半なのだけど、魔物の仕業で黄泉の国へ行ってしまった亜希子さんを、
一色先生が、江ノ電「現世駅」からタンコロ(江ノ電の古いカタチのもの)に乗って、
黄泉の国の亜希子さんを奪い返すところから、一転、壮大なCGの世界が始まってしまう。



前半と後半、随分印象が違うので、あぁぁ唖然とするけれど、
エンディングロールの宇多田ヒカルの曲が、全体をしっとりまとめてくれて一件落着。ほっ。。


まさか宇多田さんの曲中に、席をお立ちになるかたはいないと思いますが、
エンディングロールの中で、なるほど。。と思う謎解きが含んでいますよ。








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by ukico32744 | 2017-12-14 21:14 | ある日の映画 | Trackback