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ある日の読書『表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬』

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表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬  若林正恭


若林正恭さんは、お笑いコンビ「オードリー」の、あの若林くんなのです。

近ごろは家電のCMで、杏ちゃんと仲良し夫婦役でお目にかかるだけで、
わたしは、あまり見てないけれど。

芸人さんが、マルチな活躍されてるパターンはけっこうあるのですけど、
執筆されてるなんて、チョー驚きでした。

これは2作目で、キューバをひとり旅した旅行記です。


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2016年、マネージャーから、今年は夏休みが5日取れそうです。と云われ、
念願のキューバへ行けないかと、思ってみた若林くん。

スマホで羽田⇔ハバナ間の往復の空席を検索すると、なんと空席が1席。
これは「行け!」ということだと、迷いもなく即決ポチる。

わたしも、そのような状況であれば、ポチる。まずポチってみてからあれこれ思い悩むわ(笑)


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旅で見るもの聞くものは、すべて格別なんだけど、そこに「出会った人」が加味されると、
面白味というスパイスが効いた、豊かで極上の旅になるね。

君は東京では「人見知り」「自意識過剰」という固いガードを身に付けてるけれど、
キューバでは、そんなもの必要ないしね。

キューバの君は、実にタフでナイスガイだったよね。

行きたいと願う情熱に蓋をしないで良かった。


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芸人さんの書いたものだからさぁ。。って、読み始めると、ガツン‼ってパンチくらうよ(笑)

オレ流の旅の流儀を貫く、立派なトラベラーなのよ。


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この本を教えて下さったブロ友さんに感謝します。
しばらく更新されてませんが、お元気かしら。(^-^)







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by ukico32744 | 2018-04-27 18:45 | ある日の読書 | Trackback

ある日の読書『砂上』

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砂上  桜木紫乃


桜木紫乃さんは、北海道江別市在住の小説家です。
江別はわたしの住む町の隣り町です。
直木賞も受賞された人気作家さんと、イオンなんかでバッタリ会ったらどうしよう。。
ありそうで、なさそうな「たられば」。(^^;

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舞台は江別市。主人公令央(れお)は江別駅前のビストロエドナで細々と働いている。
文章を書くことがだけが、自分の存在価値であるかのように、
情熱や野心を押し殺して、書きながら日々が淡々と鬱々と過ぎてゆく。

その主人公の前に、ひとりの女性編集者が現れる。
編集者は令央が出版社に投稿したものを全て読んでいた。
そして
「主体性のなさって、文章にでますよね」と。

冷徹な編集者が、令央の心の奥に眠っている何かに灯を付けた。

令央は、母が墓場へ持っていったある秘密を書く決心をする。

「読んだ人が本当かもしれないと思う嘘をつけ」

編集者は、とことん令央を追い詰めてゆく。


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小説の背景は、隣り町江別。
ビストロエドナも実在するお店です。

タイトル「砂上」は、静岡の中田島砂丘のこと。
桜木さんが実際2回足を運んで、物語の核となる場所にしたという。

リアルとフィクションが混同して、主人公令央と桜木紫乃さんが重なって見えてくる。

これは私小説?

桜木さん自身が葛藤しながら物語を生み出す姿を、主人公玲央に投影しているんだ。
そう信じてしまう迫力が、この小説にはあるんです。

リアルな虚構のストーリーに、気持ち良く騙されながら、少しの間没頭しました。






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by ukico32744 | 2018-04-25 18:14 | ある日の読書 | Trackback | Comments(14)

日に日にあたたか

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日射しが「春」です。

サンルームに干した洗濯物が乾きます。

そんな当たり前の暖かさ和さが、ようやっと北の方にも到着しました。

各地の桜だより花だよりに、うっとりする自分と、
今住んでるところとの、あまりのギャップに現実感が伴わない自分とで、
像がぼやけたような感じであったけれど、ようやく焦点がガッチンコしてきました。

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野菜が安価になりましたね。

買い物する手が、迷いなくスルスル伸びる感じ。ストレスがありません。

思えば、この冬は野菜があまりにも高かった。。。

野菜売り場を通るたびに、心の中で「ふざけんな」と悪態着く、悪いワタシがいました。(笑)


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小松菜は一束98円。
二束買って、茹でて冷凍します。
お味噌汁の具になったり、ツナと合えてサラダにしたり、お出汁に入れて煮びたしにしたり。
いろいろ使えます。

冬場は一束298円なんて時がありましてね、
もう、ふざけんなー!出て来いやー!(誰が?)と、やさぐれる気持ちわかるでしょ。(^^;

きゅうりもトマトもレタスもキャベツも、冬に比べたら天国なプライス♪

こんなところに春の恵みや潤いを感じています。


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一週間前に撮ったクロッカス。


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水仙はきのう。

写真は撮らなかったけど、ミニミニなムスカリも発見しました。


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by ukico32744 | 2018-04-23 16:32 | 半径日常 | Trackback | Comments(18)

ある日の読書『孤独のすすめ』

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孤独のすすめ 人生後半の生き方  五木寛之

元気な百歳老人。孫に囲まれる老後。
本当にそれだけが幸せでしょうか。
人生後半は十人十色。
人間は年を重ね「成熟」し、孤独だからこそ豊かに生きられる。
上手な人生の減速=シフトダウンのための必読書。


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日々お年寄りに接する仕事をしていると、自分の老後に思いを馳せる機会は多いです。

そんな中、何気にタイトルに惹かれて、図書館から借りてきました。

シフトダウンかぁ。。。

抑揚のない単調な人生を送っているわたしには、シフトダウンの時期が解りかねます💦


年を取ることは登山に例えると下山で、登るより下山の方が難しい。
だけど、見晴らしがいいのだ。

この文章には「そだねー」と共感しました。

年を重ねると、広角にものが見えるようになったのは確か。
見晴らしのいい場所に立っているのかも、と思う。

若い時の自分の価値観が全てと思ってた傲慢さは、
例えば、山を登る時の必死の形相だったのだと、
今にして気付いたりして。


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ピラティスに着るウェア(ボトムス)が欲しくて、
札幌駅周辺のお店をウロウロ

ひとりランチは大丸デパートの「茶語」にする。

狭い店内、ワタシの座ったテーブル周りは女子二人連れが3組。

ひとりのワタシを囲むように、3組のとりとめのない女子トークが繰り広げられる。

女子って、いっぱい話すことがあるよねー。

わたしのバッグの中には「孤独のすすめ」が入っていたのだけど、
この場所で、今この本を出すわけにいかぬ、と強く思う。(笑)

黒酢麺をズルズルすすりながら、耳から耳へと、女子トークを聞き流すのでした。

ピラティスのウエアはいろいろ回って、結局ユニクロのエアリズムワイドテーパードパンツにしました。
いつも、けっきょくユニクロになっちゃうのよぅ。







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by ukico32744 | 2018-04-20 19:49 | ある日の読書 | Trackback | Comments(22)

ある日の読書『海馬の尻尾』

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海馬の尻尾  荻原 浩


タイトルから、ストーリーがまったく想像できないのですけど、
「海馬」とは、脳の器官のひとつで、記憶や学習能力に関わる器官だそうです。


主人公はアルコール依存症のヤクザ。
恐怖の概念が自他ともに薄く、良心のかけらもない「反社会性パーソナリティ障害」と診断される。

恐怖心、良心とも無い人なので、とにかく攻撃的で破滅型。
組の頭(カシラ)からも、クレージーぶりを指摘されるほど。

この障害を治すために病院施設に収容されるのは、表向きの理由で、
実は追手から身を隠すためのものだった。

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前半は、アウトレイジさながらの暴力シーンが、次々飛び出して、読む気が失せるけれど、
荻原浩さんの書く小説には、奇抜などんでん返しがあると信じて読み進む。

荻原浩さん、いろんなジャンルの小説をお書きになってますが、
わたしは、このかたのアットホーム的な小説ばかり読んでいたので、
この小説のストーリーには度肝を抜かれました。


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一目見て「極道」だとわかる主人公には、誰一人寄りつく者がいないし、
寄り付かせないオーラをギンギンに出しているので、
心を許せる相手など、ひとりもいない。

そんな彼の前に、染色体異常の「ウィリアムズ症候群」の、小さな女の子が現れる。
主人公とは別な意味で「恐怖の概念」がなく、他人への共感度が高いがゆえに、偏見や警戒心が希薄。

彼は収容所で、初めて心を許せる人に出合う。


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ラスト、こうなってほしいと願うことが、裏切られる。

すっごく怖いけど、すこし可笑しく、そして悲しい小説でした。



~おまけ~

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sakaeさん、パイの実シロノワール味、見つけましたよ! (^-^)


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by ukico32744 | 2018-04-17 18:08 | ある日の読書 | Trackback | Comments(16)

春のフルコース@まめひな

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家から車で20分弱の、古民家をお蕎麦屋さんにリノベーションした「まめひな」の、
4月の季節の天ぷらの盛り合わせは「ふきのとう」オンリーです。

ふきのとうのほろ苦さは、天ぷらにすると、少し甘くなるように感じます。

口の中で、”サクサく” ”ほろほろ” ”にがにが” が、三位一体で交わって、
春のいっときにしか味わえない、シンプルで贅沢な「いっぴん」。


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オットと母はお蕎麦。
一人前をペロリと食べられなくなった、母のお蕎麦をワタシが半分食べて、
その上に、ワタシが食べたのは「黒豆とろろご飯」。

ご飯少なめでお願いしたのに、けっこうな量だわ。

お店オススメの自家製春掘り長芋のとろろ芋は、粘りがあって、黒豆ご飯によく絡みます。

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お蕎麦も天ぷらも美味しいけれど、
別腹でいただく「手作り笹団子」は最高!

ここまでのフルコースでいただくのが我が家流です。(笑)

ごちそうさまでした。

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母が誕生日を迎えるころが、ここのお店の「ふきのとうの天ぷら」が始まる時期と重なるので、
お誕生日のケーキ代わりに、ふきのとうの天ぷらというのが、
ここ数年続いてます。

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そいえば一週間前、母・義母二人連れて、コメダ珈琲へ行きました。

シロノワールが、お誕生日ケーキに見えなくもない? ね?ね?そだねー。

名古屋のコメダは体験済みだけど、ついに札幌へ上陸したコメダ(もうかなり前です)、札幌の店舗は初めてでした。

ばーさまお二人とも、喫茶店のワンダーランド「コメダ」を楽しんでおりました。


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コメダ名物「シロノワール」、名前の由来を、この時知ったのです。

白いクリーム← シロ 

  黒っぽいパン← ノワール
                          (フランス語で黒色をノワールというらしい)

    で、合体してシロノワール ‼


どうでもいい雑学だけど、雑学って、意外と役に立つことがありますよね。(^^;



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by ukico32744 | 2018-04-15 17:28 | 味のつれづれ | Trackback | Comments(20)

ある日の映画『シェイプ・オブ・ウォーター』

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シェイプ・オブ・ウォーター


今年のアカデミー賞作品賞を取ったこの映画、札幌では数か所でロードショーされてましたが、
いよいよ来週で上映が終わってしまいそうです。

今札幌で上映してるのは、小さなミニシアターのみ。
それも一日一回上映で、17:10開始のトワイライトな時刻から。

主婦にとっては、お出掛けしづらい時間帯ではありますが、今日はオットが飲み会で帰りの遅いのです。

仕事を終え、母のご機嫌伺いをして、それからでも充分出かけられる時間です。

わたしにとって、今日13日の金曜日はラッキーフライデーとなりました♪


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研究材料として囚われた半魚人と、幼少期のトラウマで声が出ないイライザとのラブストーリー。

言葉を理解できない不思議な怪物と、言葉を発せないイライザが、一個のゆで卵で、
心を重ね合わせるシーンが美しい。

「エッグ」をイライザが手話で表すと、程なく怪物も「エッグ」を手で表すようになるのだ。

人間の卑しさ愚かさを、強い感受性で察してしまうイライザは、
本能のまま、純粋なままの不思議な生物に、強い好奇心を持ち、惹かれていく。


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水に漂う浮遊感付きの体感映画とも云えるくらい、ぷかぷかな感覚が尾を引きます。

一日の「いろいろ」という波風が、和らいでゆくような感覚は、
多分夕方に観たせいもあるのでしょう。


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イライザ役のサリー・ホーキンス、凄い美女というわけではないけれど、
佇まいが好きな女優です。

手話の指先がとても美しくて、見惚れました。

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サリー・ホーキンス主演の「しあわせの絵具」も、実はシェイプオブウォーターよりも観たかったのですが、
もう終わってしまいました。

今はもう、全国でも数か所しか上映されてないのですが、
「あっ、うちの近くでやってるよー」というかた、
是非、観てほしいです♪


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by ukico32744 | 2018-04-13 23:48 | ある日の映画 | Trackback | Comments(14)

ある日の読書『BUTTER』

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BUTTER  柚木 麻子


本の帯に、書いてある通りです。

読み進むほどに濃厚な味が広がる、圧倒的な長編小説

濃厚すぎて、胃もたれしそう。(笑)

読んでも読んでも終わらないような、果ての無い小説に思えてくるのが不思議。

一週間、本と格闘しました。

読了感は、ソース過剰なフランス料理と、オリーブオイルたっぷりなイタリア料理を
間髪入れず食べ続けたような気分。

もう、お腹いっぱいになりましたー。


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何年か前にあった、木嶋佳苗事件をご存じでしょうか。

その事件をモチーフに書かれたものですが、
まったく別物のオリジナルストーリーです。

獄中にいながらにして、人を操ることに、ただならぬ才能を発揮する犯人梶井真奈子。通称カジマナ。

獄中から、思いっきり悪のオーラを放つカジマナに、
マインドコントロールされたように翻弄される女性たち。

ストーリーは面白いと思うのだけど、休み休み読まないと、
毒気に当てられてわたしの神経もやられそうです💦


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当の木嶋佳苗被告も、「BUTTER」を読んで、
木嶋のblogの中で、作者の柚木麻子さんをコテンパンに罵倒してるみたいです。

へぇーー、獄中からでもblogって、発信できるものなんですね。

何処にいてもどんな状況においても、オーラを放し続ける人って、
ある意味人間離れしてて、ホラーを感じます。





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by ukico32744 | 2018-04-06 17:52 | ある日の読書 | Trackback